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 お笑いコンビ「ロザン」の菅広文(49)と宇治原史規(49)が20日までに公式YouTubeチャンネルを更新。福島県いわき市教育委員会が、市立中5校で卒業を祝う給食として赤飯を用意していたところ、3月11日の東日本大震災の発生日と重なったため、直前で提供を取りやめ、約2100食を廃棄したと16日に発表したことに言及した。

 1校に保護者から「11日当日に赤飯が出るのはどうなのか」との電話があり、報告を受けた市教委が判断した。代わりに非常食の缶詰パンなどが提供された。

 市教委によると、同市の小名浜地区周辺の5校では毎年3年生が卒業を控える時期、給食に赤飯を提供してきた。今年は5校でたまたま3月11日と重なったという。

 記者会見した服部樹理教育長は「(津波被害が大きかった)沿岸部の学校に配食するものとして当時、違和感を覚え対応した。フードロス削減に取り組む中で、十分な検討や配慮が行き届かなかったことを深く反省している」と説明した。内田広之市長は「廃棄は適切ではなかった。生徒たちに申し訳ない」とした。

 各校の1カ月分の献立は、前月末までに保護者に配布されている。市教委では外部から指摘を受けるまで献立を十分に把握していなかったという。

 宇治原は「僕は個人的にですよ」と前置きした上で「お気持ちは分かります。(赤飯給食を)どうかと思う人はいるかと思います」と理解を示し「ただ、例えばですけど、赤飯っていうものは病気とか災難があった時に魔を除けるとか厄を除けるとか、そういう意味合いもある。そういうことを非常に丁寧に説明した上で、卒業生に対してのお祝いの気持ちもあるし」と提供すべきだったと主張。

 続けて学校給食であったこと、当該問題が被災地の福島で起こったことを考慮も必要だが「(赤飯を)出すとなったら、勇気を持って、丁寧な説明をしたうえで出すというジャッジをしてもよかったのではないかなと個人的には思う」とし「給食っていうものの中でで、食育という観点もあるわけじゃないですか。そこで2100食を廃棄してしまう結果を招いてしまうことが果たしてジャッジとして正しかったのか」と投げかけた。

 さらに1件の電話で廃棄を決断した経緯については「その電話によって2100色を廃棄するジャッジをする世の中。連絡が来たと。“これ出してしまったら後々大変なことになるかもしれない”っていうジャッジをしてるわけ。それって、今の世の中の風潮と僕は関わってるんじゃないかと思って」と私見を示し「ちょっと批判的すぎるかもしれませんけど、見ようによっては“事なかれ主義”に見えてしまう」と指摘した。