フジテレビの歴史的な番組「大改編」が大失敗しそうな理由
フジテレビは9日、春からの新番組やリニューアル番組の詳細を発表した。同局では、全日で24.2%、ゴールデンで37.1%、プライムで40.6%という大改編を実施。カズレーザーとお笑いコンビニューヨークがMCを務める「超調査チューズデイ~気になる答え今夜出します~」や、かまいたちの冠番組「かまいたちの瞬間回答!~60秒でお悩み解決~」が新レギュラー番組になることなどを公表した。
今回発表された改編率は「過去10年間で最大」と説明され、多くの番組が入れ替えすることになる。4日に日本テレビが発表した改編率は、全日が6.6%、ゴールデンが11.1%、プライムが14.8%だったことを考えると、異常な数字とも言える。
フジテレビの改編だが、27日をもって終了する「サン!シャイン」について後番組は制作せず、「めざましテレビ」と「ノンストップ!」の枠を拡大して放送すると発表。また、新レギュラー番組の「超調査チューズデイ~気になる答え今夜出します~」はゴールデン帯として異例の生放送になるなど、コストカットが目立つと他局の編成担当者は明かす。
「今回のフジの改編を見ると、番組制作の予算がないんだろうなと感じます。『サン!シャイン』の後番組を制作しないのがいい例で、前後の番組を拡大するだけなら、かなりの制作費が浮きます。また、ゴールデンでの生放送も、かなりコストを削れます。それに、久しぶりの音楽番組『STAR』を立ち上げますが、番組MCは同局の上垣皓太朗アナで出演者のギャラが掛かりません。音楽番組はアーティストにとって宣伝の意味合いが強く、ミュージシャンにギャラはそんなに払われませんからね。今回の改編で、かなり制作費がコストカット出来たのではないでしょうか」
経費を削減するのは企業として正しいことだが、制作費を少なくしておもしろい番組を制作できるのだろうか。今回の改編で、フジテレビはさらに苦境に立たされる可能性があると民放関係者が説明してくれた。
「フジは、中居正広の問題が起きる前から、テレビ東京がライバルになるくらいほとんどの番組が低視聴率で苦しんでいました。そんな時に中居の問題が起き、さらに視聴者離れが起きて人気が低迷しています。また、収益悪化もあり番組予算の削減が叫ばれ、今回の改編でもコストカットの色あいが強い印象です。予算をかけられないと同じような番組ばかりになり、低視聴率になるという負のループになる可能性があります。また、社員の士気も上がらなそうで、結構まずい状況なのではないかと思われます」
4月期の改編テーマは「FUJI FUTURE UPDATE」だというが、フジテレビがかつての栄光を取り戻すのはまだ先になりそうだ。
