AirTagをそれ風につけてみた。

Image: Raymond Wong / Gizmodo US

AIガジェットと聞くと、今はなんとなく懐疑的な目で見てしまいます。

話題先行でリリースされたHumaneのAI Pinが大爆死だったからか、同じく大不評だったのR1のRabbitも謎の方向転換をしているからか、伝説的デザイナーとOpenAIがタッグを組んでも、なんだかんだ結局イヤホンぽいからなのか…。

さて、Apple(アップル)もAI端末を開発中と噂されており、モノはカメラ搭載のペンダントだとかなんとか。スマホに置き換わるではなく、スマホと一緒に使うアクセサリ的立ち位置なのが他社とは違って肝となるそうです。

が、どうでしょう…。どうも期待できないんだよな…と語るのは、米GizmodoのJames Peros記者。その理由はAppleの「ビジュアルインテリジェンス」にあるそう。

AIガジェットの鍵となるビジュアルインテリジェンス

Bloombergいわく、AppleのAI端末で鍵となるのがビジュアルインテリジェンス。AI端末に限らず、カメラを搭載すると言われる次世代AirPodsやスマートグラスでもこれが肝になるといいます。

ビジュアルインテリジェンスとは、端末のカメラを通してAIが周辺の状況を理解したり、ディスプレイに表示されているものを認識する機能。いわば、AIの目となる仕組みです。

この手の機能でよくイメージされるのが、たとえばスマートグラスを介して、外国語のメニューを見ると即座に翻訳される、お料理から素材やレシピを出すなど。Meta(メタ)がRay-Ban Metaスマートグラスですでに先行して実施していることであり、Appleもこの道を行くようです。

現時点では性能に限界あり

が、Peros記者がいまいちこれにワクワクしないのは、Appleに限らずこのAIの目がうまく機能しないことを知っているから。

Peros記者はスマートグラスレビューを多く担当している上に、自分自身もプライベートでRay-Ban Metaスマートグラスのユーザーです。スマートグラスにはかなり前向きだからこそ、AIの目はモノの認識を間違うことが多いと身をもって体験しています。「視力に問題がある人のサポートならともかく、日常の便利アイテムとしてはミスが多く信用できない」と。

ただし、これは少なくとも今はまだという話。Appleがビジュアルインテリジェンスにおいて、その精度と使い勝手を劇的に高めてくれたら、ブレイクスルーは起きるかもしれないという期待はあります。

しかし、そのブレイクスルーが近く起きるというなら、それはいつになるんでしょう? 実際のところ、あまりにも噂が聞こえてこないというのが現実。 iOSの中のビジュアルインテリジェンスは、基本OpenAI(オープンエーアイ)のChatGPT頼みですから(近いうちにこれがGoogle(グーグル)のGeminiに代わることも考えられそう)。

AppleのAIガジェットに期待するのは、ビジュアルインテリジェンスの性能があがってから。そのためには、Geminiの認識力が高まる必要あり。そう、成功の鍵となる大前提がまだまだ道半ばなんです。

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