子どもの担任に「3000円ほどの菓子折り」を用意したら、夫に「公務員だから迷惑になる」と言われました。ささやかな“感謝の気持ち”なのに、法律違反になるって本当ですか? 公務員倫理法を確認

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クラス替えや卒業のシーズンとなり、お世話になった先生に何か贈り物をしたいと考える人もいるのではないでしょうか?  しかし、生徒や保護者から個人的に先生にプレゼントを贈るとかえって迷惑となってしまうことがあるので注意が必要です。本記事では、学校の先生に感謝の気持ちでプレゼントを贈るとなぜ違反になってしまうのか、どのようなものであればプレゼントできるのかについて解説します。

生徒からのプレゼントは公務員倫理法違反になる可能性がある

公立の小学校や中学校の先生は公務員です。そのため、生徒や保護者から金銭的に価値の高いものを贈られて受け取ると、公務員倫理法に違反してしまう可能性があります。
公務員倫理法では、職務に関連して利害関係者から金品等を受け取ることを禁止しており、生徒や保護者は利害関係者にあたるのです。
もっとも、感謝の気持ちを伝えるための菓子折りなどちょっとした贈り物なら、法律違反までにはならない可能性はあります。また、私立の学校の先生であれば、公務員ではないのでプレゼントをしても良いと考えられます。
しかし、先生が個人的に贈り物を受け取ると、ほかの保護者から「ひいきしているのでは?」と見られることも考えられるため、生徒や保護者からのプレゼントは一切受け取ってはいけないなどのルールを決めている学校もあるので、注意が必要です。

事前に学校に確認しておくと安心

基本的に先生は、生徒や保護者からの個人的なプレゼントを受け取ることはできません。
ただし、クラス全体や部活全体からなど賄賂として見られない贈り物や卒業記念品など特別なタイミングでは、生徒からのプレゼントを受け取って良いとしているケースもあります。学校や教育委員会によってルールが異なる場合があるので、前年までの卒業生に聞いたり、学校に事前に確認したりすると安心でしょう。
個人的な贈り物でない場合や卒業後であっても、金銭的に価値の高い贈りものを先生に渡すことは好ましくないので、現金や商品券、ギフトカードなどは控えましょう。
先生に贈り物をする際は、クラス全体で数百円を出し合って購入できる、3000~5000円ほどの商品にするとお互い負担なく感謝の気持ちを伝えられるのではないでしょうか。

お金をかけなくても感謝の気持ちを伝える方法がある

お金をかけなくても、先生に感謝を伝える方法はたくさんあります。生徒で寄せ書きをしたり、感謝の気持ちを手紙につづったりするのも1つの方法です。
また、先生に直接「ありがとう」の言葉をかけるだけでも、感謝の気持ちは伝わるでしょう。思い出の写真をスライドショーや動画にする、歌のプレゼントなどを計画する、なども良いですね。
金銭的ではない手作りのプレゼントや形のないプレゼントなら、先生も気持ち良く受け取ることができます。

感謝を伝えるつもりが逆に困らせてしまわないために

公立の小学校の先生は公務員にあたるので、基本的に生徒や保護者からのプレゼントは受け取ることができません。
現金やギフトカードといった金銭的なものや、高価なものでなければ、法律違反とまではならない可能性もありますが、学校によっては保護者からのプレゼントは一切受け取らないと決められている場合もあるので注意しましょう。感謝の気持ちを伝えるつもりが逆に先生を困らせてしまうこともあり得るのです。
クラス全体でサプライズプレゼントや卒業記念品など先生に贈り物する計画を立てている場合は、卒業生の意見を参考にしたり、学校に事前に確認したりしておくと安心ですね。
生徒からの寄せ書きや手紙、歌のプレゼントなどお金をかけなくても先生に感謝の気持ちを伝える方法もあるので、検討してみてください。
 

出典

e-Gov法令検索 国家公務員倫理法
人事院 倫理法・倫理規程Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー