「戻ってきて」と店長に泣きつかれ復帰するも、給料日に絶句 「クビになっていた3日間」を欠勤扱いにされた女性【後編】
閉鎖的な職場は、多くの理不尽を正当化してしまうものなのか。投稿を寄せた山口県の40代女性は、以前勤めていた個人店での壮絶な経験を明かした。
店の担い手は店長と女性の二人きり。当初は「従順」と思われていた女性だが、長年勤めるなかで店長に意見をする機会が増えたという。すると店長は、あろうことか暴力に打って出たのだ。
その日も言い争いが加速し、逆上した店長は持っていたペンを投げ捨てた。女性は呆れるあまり「クソが」と口走ってしまった。すると店長は怒りのままに女性に当たった。
「ボールペンを拾っている私を蹴ったのです。そして『お前誰に物を言ってるのかー!』と言い放ってきました」
その後も言い争いは尽きず、とうとうある日「辞めてしまえ!」と怒鳴られた女性。あまりの横暴に愛想が尽き、「わかりました」とその日のうちに退職を決意した。だが話はこれで終わらなかった。(文:湊真智人)
「戻ってきてほしい」と泣きつく→なのに欠勤扱い
スタッフは女性一人だけだったため、彼女がいなくなった後の店は案の定仕事が回らなかった。すると3日後、女性は驚きの連絡を受ける。
「戻ってきてほしい」
店長の親である「会長」が事態を重く見、女性と三人で話し合いが持たれた。女性は気が進まなかっただろうが、結局職場に復帰することになった。当然、待遇の改善などを期待するところだ。だが反対に、女性は給料日に絶句することになる。
「その月の給料は、クビになって仕事に行っていなかった3日分が欠勤扱いとなり給料から引かれていた」
働いていないのだから給料は出ないという理屈だろうが、泣きを入れて復帰を求めてきたとは思えないこの仕打ち。女性が納得できるはずもない。しかもこの店の勤務体系の問題点は他にもあった。
「有休は年1日しかないので、友人の結婚式で1日使うとその年の他の友人の結婚式に参加する場合は欠勤扱いになる」
そのため「二次会から遅れて参加する」こともしばしばあったという。法的にアウトであろう勝手な仕組みだが、当時の彼女は「個人店だから仕方ない」と受け入れてしまっていた。
現在女性はこの店を退職している。何年くらい働いたかは不明だが、当時を冷静に振り返り、こう結んでいる。
「今考えればすぐそんな会社辞めてしまえば良かったのにと思うのですが、働いている時はそれが当たり前と思って働いていた」
「我慢していたし個人店だから仕方ないと思っていたので、感覚が麻痺していたと思います」
閉鎖的な場所では、暴力や理不尽が当たり前になってしまう。外の世界を知って、自分の感覚を取り戻すことの大切さを思い知らされる。
※キャリコネニュースでは「上司に反抗したエピソード」をテーマに投稿を募集中です。回答はこちらから https://questant.jp/q/XKVBU3NE
