靴やバスタオル、クッション…。寒い季節は窓を閉めきりがちになり、室内ににおいがこもりやすくなります。そこで今回は、クリンネスト1級、整理収納ドバイザー1級の資格をもつあゆみさんに、毎日の家事の中で無理なくできる「冬のにおい対策」を教えていただきました。

「重曹」を置くだけで玄関のにおいをリセット

冬の玄関は、閉めきり時間が長く空気が動かないことがにおいの元になりがち。まずは玄関のにおいがこもりやすい場所に風の通り道をつくることが大切です。

【写真】玄関は風の通り道をつくる

の扉を定期的にあけて空気を入れ替えると効果的。わが家では家族全員が帰宅したら、靴の扉をあけて朝までそのままにしています。その習慣をつけてから、こもり臭はぐっと減りました。

プラスで取り入れたいのが「重曹」。重曹は湿気と生活臭を吸着してくれるので、玄関の空気そのものをリセットしてくれる優秀アイテムです。小皿に入れて置くだけでOK。1〜2か月で取り換えれば、玄関の空気がいつも軽くすっきり保てます。

靴のにおいは帰宅後のひと手間で抑えられる

靴のにおいは、内部に残った汗や湿気・皮脂汚れが原因。玄関の空気を整えても、靴自体が湿っているとまたにおいが戻ってしまいます。そのため「靴のケア」を毎日の習慣にすることが大切です。

やることは簡単。帰宅したら、靴の中敷きを軽く浮かせて湿気を逃がしましょう。ブーツやスニーカーは乾きにくいので、翌朝までしっかり乾かすことがにおいを防ぐ近道。消臭スプレーよりも、乾かすことが最大の対策です。

湿気が抜けた靴はにおいが残りにくく、玄関全体の清潔感も保てます。

洗面所のタオルは「広げてかける」が鉄則

洗面所のにおいは排水口だけが原因ではなく、タオルに残った湿気も大きな要因。冬は乾きにくく雑菌が増えやすいので、タオルそのものがにおいの発生源になってしまうことがあります。

おすすめは、使い終わり、洗う前のタオルを少し広げてかけること。折りたたんだままだと湿気がこもりやすいため、広げた状態にするだけで乾き方が全然変わります。

部屋干しの生乾き臭を抑える2つの工夫

部屋干しのにおいは乾くまでに時間がかかり、衣類に湿気がこもって雑菌が増えるのが原因。「空気が通る干し方」にすることがいちばん効果的です。

ポイントはとてもシンプル。

●ハンガー同士の間隔を広くする

衣類が重なると湿気が逃げないため、生乾きの元に。指2本〜手のひら1枚ほどすき間をあけるだけで乾き方が大きく変わります。

●厚手の服は外側、薄いものは内側に

乾きにくい服を外側にすると空気が当たりやすく乾燥時間を短縮できます。

特別な道具や広いスペースがなくても、干し方の工夫だけで生乾きを防げます。どのご家庭でもマネできて、続けやすい部屋干しルールです。

布製品のにおいは簡単な習慣で予防できる

布製品のイヤなにおいは、皮脂やホコリが繊維に残っていることが原因。これを防ぐには、日常的に軽くホコリを落としておく習慣が大切です。

クッション・ソファ・ひざかけなどは、朝のリセットついでに手のひらでサッと表面のホコリを払うだけでOK。

余裕がある日は、コロコロ(粘着クリーナー)を表面に軽く転がすと、見えない皮脂もキャッチしてくれ、においの蓄積をしっかり予防できます。

「干すのが面倒…」「洗う時間がない」という方でも「払う・転がす」だけなら無理なく続けられるはず。毎日のちょっとしたお手入れで布製品も気持ちよく使えます。