[12.20 プレミアリーグ第17節 トッテナム 1-2 リバプール]

 プレミアリーグは20日、第17節を各地で行い、MF遠藤航所属のリバプールはトッテナムに2-1で勝利した。前半途中から数的不利で戦っていたトッテナムから複数得点を奪い、シーズン序盤の開幕5連勝以来となる3か月ぶりのリーグ戦連勝を達成。遠藤は負傷のためメンバー外だった。

 ともに中位で停滞しているビッグ6同士の対決。互いに固い立ち上がりとなったが、前半のワンプレーが構図を決定づけた。

 前半30分、リバプールのDFフィルヒル・ファン・ダイクがプレスを引き受けながらGKアリソン・ベッカーにバックパスを送ると、背後からトッテナムのMFシャビ・シモンズが足裏タックル。その場ではイエローカードが出されたが、VAR介入を経てオンフィールド・レビューが行われた結果、レッドカードが提示された。

 その後はリバプールが優勢に試合を展開。前半37分、MFライアン・フラーフェンベルフの縦パスをMFフロリアン・ビルツが左ハーフスペースで受けると、しなやかなターンで前を向き、ペナルティエリア際から右足で狙う。これはGKグリエルモ・ビカーリオに阻まれたが、可能性を感じさせる決定機だった。

 そのまま0-0で迎えた後半開始時、リバプールはDFコナー・ブラッドリーに代えてFWアレクサンデル・イサクを入れ、より攻撃的な布陣に。するとこの交代が功を奏した。

 後半11分、イサクが前線からプレッシャーをかけ、DFクリスティアン・ロメロのキックミスを誘うと、敵陣でショートカウンターを開始。イサク、FWウーゴ・エキティケがテンポよく繋いだボールがビルツに渡ると、スルーパスにイサクが反応し、左足シュートを突き刺した。ビルツはここまで0ゴール0アシストが続いており、これが待望の加入後初アシストとなった。

 また今季加入のイサクは第13節ウエスト・ハム戦以来の2ゴール目。前所属のニューカッスルで練習不参加が続いていた影響もあり、コンディションが上がらない時期が続いていたなか、復活を印象付けるゴールとなった。ところがイサクはシュート後、DFミッキー・ファン・デ・フェンと交錯して左足首を負傷。ピッチ内で治療を行った後、後半15分に途中交代となった。

 それでもこの交代でDFジェレミー・フリンポンが投入されると、リバプールはすぐに突き放した。同21分、フリンポンが右サイドでDFジェド・スペンスをかわし、左足でクロスを上げると、相手をかすめて跳ね上がったボールにエキティケが反応。ヘディングシュートを叩き込んだ。エキティケはこれまで2試合連続で2ゴールを挙げており、これが直近3試合5ゴール目。新エースとしての存在感をアピールした。

 ところがトッテナムも譲らなかった。後半38分、DFペドロ・ポロの右CKでゴール前を攻め込むと、ロメロがヘディングで競り勝ち、ゴール前に混戦が発生。MFブレナン・ジョンソンとMFジョアン・パリーニャが残したボールをFWリシャルリソンが叩き込んだ。リシャルリソンは同35分からの投入で大仕事。数的不利のトッテナムが1点を返した。

 しかし、反撃はここまで。後半アディショナルタイム2分にはロメロがファウルを受けた際にDFイブラヒマ・コナテに蹴りを入れる形となり、2枚目のイエローカードによって退場し、最終盤を9人で戦うことに。その後も猛攻を続けたが、リバプールがなんとかリードを守り切り、前節ブライトン戦(◯2-0)に続く2連勝を果たした。