「俺もやってやんなきゃ」オランダで圧巻2発の日本代表FWが明かした、古巣・水戸&磐田への思い「彼らにパワーを貰った」【現地発】
熱く語ってますが、僕が水戸にいたのは半年だけですからね。水戸にいた期間、僕はすごく大きなものを若いながらも再確認することができました。クラブには感謝してます」
ジュビロ磐田の一員として21歳で迎えた2019年のJ1、小川は前半戦で5試合、53分間の出場に留まった。しかし、夏に水戸へ期限付き移籍すると、デビューマッチから3試合連続ゴールを決めるなど活躍し、17試合出場7ゴール・2アシストのスタッツを残した。水戸で小川は「今の俺が本来の姿だよな」ということを再確認したのでは?
スムーズに水戸と馴染めたことについて、「水戸には『やってやるぞ』というギラギラして反骨心を持った選手が多く、そういう彼らと一緒にやっていたのが良かった」と小川は振り返る。
「みんな若かったんでね。その中で一人挙げるならボニ(ンドカ・ボニフェイス/現横浜FC)ですね。俺、ボニとは横浜FCでも一緒にやったんです。そこで彼が成長したのを感じられたし、僕自身も成長していった」
ジュビロ磐田もサガン鳥栖を相手に1−2の勝利を収め、7位から5位にジャンプアップして、プレーオフにJ1復帰を懸けることになった。しかもリカルド・グラッサの決勝ゴールは磐田にとって3試合連続の後半アディショナルタイム弾。今季の磐田は調子の浮き沈みが激しく、10月18日は徳島に0−4で大敗したが、最後の5試合を4勝1分けの猛スパートで駆け抜けた。
「磐田への思い入れはやっぱり強い」
磐田で花は開かなったが102試合出場と、プロのキャリアの中で一番多くの試合に出場した。
「やはりJ2では底力のあるクラブで、最後にプレーオフに食い込んでくるところに、僕も心躍らされるものを感じました。僕はジュビロ磐田で結果を出せなかったので、申し訳ない気持ちが強いです。ジュビロ磐田の発展と活躍を心から願ってます。
今、思うのが『彼ら(水戸、磐田)にパワーと気を貰った』ということ。『俺もやってやんなきゃ』という気持ちになり、それが今日、2ゴールという形になりました」
残念ながら、すでに横浜FCはJ2降格が決まっている。
「ここ最近、横浜FCは昇格も降格もしているクラブです。昇格と降格って、すごく気持ちを張り詰めた状態で戦っているんですよね。その中でやっている選手は、人としても選手としても間違いなく成長すると思います。僕は横浜FCでJ1昇格を経験し、その後、僕は半年で(NECに移籍して)いなくなっちゃいましたが、残留争いも経験させてもらいました。諦めずにまたJ1に戻って活躍できるように、横浜FCのことを祈ってます」
取材・文●中田徹
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