Microsoftの公式ブログで、プログラミング言語Javaで作られている「Minecraft:Java Edition」の難読化が完全に排除される予定であることが発表されました。これによりユーザーによるMODの作成・アップデート・デバッグがより簡単になると期待されています。

Removing obfuscation in Java Edition | Minecraft

https://www.minecraft.net/en-us/article/removing-obfuscation-in-java-edition



Minecraft:Java EditionはJavaで作られたMinecraftのバージョンであり、Windows・Linux・MacOSでプレイできます。Minecraft:Java Editionはの特徴としては、統合版(Bedrock版)よりもアップデートが早い点に加え、ユーザーが自作したスキンやMODにも対応している点が挙げられます。

しかし、Minecraft:Java Editionはリリース当初からソースコードの難読化が施されており、ユーザーはコードを直接確認することができませんでした。そのためMODの開発者はコード内の全てのクラスと関数が何をしているのかを調べる必要がありました。Minecraftの公式チームは2019年、難読化された用語とそうでない用語を対応付けるリスト「難読化マッピング」をリリースし、MOD開発における問題を軽減しました。

そしてMinecraftの公式チームは、2025年11月〜12月に予定されているアップデート「Mounts of Mayhem(マウント・オブ・メイヘム)」のリリース後、Minecraft:Java Editionの難読化を完全に廃止すると発表しました。これにより、今後のビルドでは変数名やその他の名前を含め、すべてのオリジナルの名称がデフォルトで読めるようになり、MOD開発がさらに容易になるとのことです。



Minecraft:Java Editionの難読化が完全に廃止されると、難読化されたコード向けに設計されている既存のMOD開発ツールに問題が生じる可能性もあります。そのため公式チームは、次の更新から従来通りの難読化されたバージョンに加え、難読化されていない「experimental release(試験的リリース)」バージョンも提供するとしています。MOD開発者は非難読化バージョンへの完全移行前に、試験的リリースを使ってツールやワークフローをチェックすることが可能です。

公式チームは、「Java EditionではMODが核となる要素ですが、難読化によってMOD作成が困難になっています。この難読化の解消は大変喜ばしいことであり、MOD作成者にとって、MODの作成と改良がより迅速かつ容易になるはずです。複雑なコードを解読したり、わかりにくい名前を扱ったりする必要がなくなります。さらにデバッグもより容易になり、クラッシュログも読みやすくなります」と述べました。

この一件はソーシャルニュースサイトのHacker Newsでも話題になっています。あるユーザーは、Minecraftの開発者であるマルクス・ペルソン(Notch)氏が2010年の段階で「売上が落ち始め、最低限の時間が経過したら、ゲームのソースコードを何らかのオープンソースとして公開します」と約束していたことを指摘しました。