日産が新型「リーフ」発表! 3代目は「“精悍”クーペSUV」に全面刷新! 乗って気付いた6つの“驚き”ポイントとは
新型「リーフ」に触れて感じた「6つのびっくりしたなあ」とは!?
ついに正規発表された日産の新型「リーフ」。今回のフルモデルチェンジは、量産電気自動車としては世界初となる「3世代目」となりました。
筆者(自動車ライター 工藤 貴宏)は新型リーフの日本仕様、78kWhバッテリー搭載のB7グレードにさっそく触れることができました。
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そんな新型リーフで「びっくりしたなあ」と驚いた6つのポイントについてお伝えしましょう。

リーフといえば、初代も2代目も「正統派5ドアハッチバック」のパッケージングでした。しかし新型はなんと、SUVになっちゃったのです。正直言って驚きです。
どうしてSUVにしたのか。そう見える理由のひとつが、径の大きなタイヤ(215/55R18もしくは235/45R19)の採用ですが、開発者によるとこれは「エアボリュームを増やしたかったから」とのこと。
パッケージングの変更に関しては、「いまや日米欧でSUVが乗用車の中心となりつつあるので、それを受けて求められるニーズの変化に応じて」といいます。
参考までに、リアゲートの傾斜が大きな“クーペスタイルSUV”としたのは「空力を突き詰めた結果」なのだとか。
●驚きポイント2:日本にアジャストした低全高「1550mm」
SUVとなったことで、先代よりも背が高くなっているに違いない、とスペック表を見たら、不思議な気分に。
日本仕様のボディサイズは、全長4360mm×全幅1810mm×全高1550mm(プロパイロット2.0非装着車)、ホイールベース2690mm。
なんと、日本仕様の全高は「1550mm」と書かれているじゃないですか。
1550mmといえば、旧型(2代目)リーフと同じ値。そして、見た目からしてそんなに低くは見えない。だから「その数値は間違いに違いない」と思ったのですが、開発者に確認したところ間違いではありませんでした。
実は旧型に対して、背は高くなっていないのです(プロパイロット2.0装着車はアンテナの違いにより少し高くて1565mm)。疑ってすみませんでした。
実はこの背の高さ、海外仕様に対して低くした日本だけの特別仕様。一般的な機械式立体駐車場に収まるように死守したのだそうです。なんともうれしい話じゃないですか。
ちなみにサスペンションのチューニングも日本専用の仕立てで、海外向けに比べてやや乗り心地重視としているとのこと。日本仕様はしっかりと力を入れているのです。

●驚きポイント3:全長が短くなったのに室内は狭くない!? どういうこと?
今どきのクルマは、フルモデルチェンジのたびに車体が大きくなるのが常識。
ですが新型リーフはそうじゃなかった。なんと、新型は先代よりも全長が短いのです。
新型リーフ(日本仕様)の全長は、従来型に対して120mmも短縮。しかし驚くことに、室内はまったく狭くなっていないではないですか。
その秘密は“縮めた部分”。短くしたのはボンネット(フロントオーバーハング)の長さだけで、キャビンの長さは変わっていません(ホイールベースは10mm短縮)。
だから室内の広さはそのままというわけ。まさに高効率パッケージングですね。
「滑らかな走り」にも注目!
●驚きポイント4:SUV化と逆行する低い運転ポジション
筆者は割と低めの運転ポジションが好き。だから新型リーフの運転席に収まってビビビっと来ました。運転姿勢(床に対する着座位置)が一般的なSUVどころか先代リーフよりも低いのです。これは筆者好み。

SUVパッケージになったというのに、どうして低くなったのでしょう。
実は新旧のリーフで、地面に対する着座位置の高さはほぼ変わっていないのですが、前席に座るとかかと付近の高さが先代よりも高いのです。それが低く感じるパッケージの理由。
その背景は、新型ではかかとの下までバッテリー搭載スペースとしているから。先代のバッテリーは前席座面下より後ろのみの搭載でした。
その影響で前席足元の床下が高くなり、相対的にかかとを置く場所と着座位置の高低差が低くなって「低い運転姿勢」と感じられるようになったのです。
どのくらいの運転ポジションかといえば「一般的な2ボックスハッチバックくらい」ですね。SUVっぽさは全く感じません。素直に表現すれば、スポーティな運転ポジションに近づきました。
●驚きポイント5:航続距離が長い!
電気自動車といえば、どうしても注目されてしまう数字が一充電の航続距離。しかし新型リーフのそれを知って驚きました。
なんとWLTC計測で702kmまで伸びているのです(大容量バッテリーのB7グレード)。
カタログ値とはいえ700kmオーバー!? 従来モデルは最大450kmだったから、252kmも伸びたということ。
もちろんその内訳にはバッテリーの大容量化もあるわけですが、開発チームによると「熱エネルギーを無駄なく活用する技術などもあって、エアコンや暖房使用などの悪条件でも効率悪化を防いでいる」とのこと。
公道での試乗も期待できそうです。
●驚きポイント6:床下の空力対策が凄い!
新型リーフの床下を除いてびっくりしました。まるでレーシングカーみたいにフラットなのです。ここまできっちり空力対策をやるとは。「全体の95%以上で段差を5mm以内に抑えている」というではないですか。
ジャッキを掛ける部分や、リアサスペンションリンクまでカバーでおおわれていて、風洞実験では1mm単位まで調整したのだとか。凄すぎます。
余談だけど、ディフューザーをつけたらかなりダウンフォースが稼げそうだなあ。

※ ※ ※
そんな新型リーフをテストコースで試乗して感じたのは、走りが滑らかなこと。
加速や減速はもちろんのこと、旋回中の動きもスムーズなのが印象的でした。
テストコース内での限られた印象をいえば、乗り心地など実際に公道で乗らないと判断できない部分についても、大いに期待して良い雰囲気ですね。

