日本の10番はGS3連勝も慢心なし。フロンターレの先輩からの連絡も刺激に、U-20W杯を戦う大関友翔が見据えたひとつ先の景色【現地発】
3日に実施されたニュージーランドとのグループステージ最終節後は休息に充て、4日はリカバリー、5日はオフを取った。休養十分のなかで、ラウンド16の対戦相手はE組を3位で抜けてきたフランスに決まった。
「(3月のフランス戦は)できることも多かったので、すごくポジティブには捉えている」と口にしたのは、日本の10番を背負う大関友翔(川崎)だ。
大会を通じて自信が深まっているのも追い風で、予選3試合における自身のパフォーマンスについても通用した部分が多かったという。
「プレースピードとのところは問題なくできているし、J1のほうが早いくらい」(大関)
1、2戦目に先発し、ボランチのポジションで攻撃の中心を担った。相手のプレッシャーをいなしながら上手くパスを捌き、ボールを持ち運んでチャンスを生み出す場面も目立つ。状態の良さがうかがえ、そうした戦いの中で手にした自信は決して偽物ではない。
一方でグループステージの3試合で通用したからといって、ノックアウトステージでも同じように上手くいく訳ではないというのも認識している。
「言ってしまえば、上手くいき過ぎている。予選でももう少し苦しい戦いになると思っていたけど、無失点と全試合複数得点で勝てた。でも、このまま順調にいくとは思えない。強敵になるし、ギアをこっちも上げないといけないです。
結果映像を見て、強豪国はまだまだ力が100パーセントじゃないと感じる。トーナメントに入って、一発勝負になると、強豪国の強さはまた違うはず。それを上回るギアの入れ方。そこはしないといけないなっていうのは(チームでも)確認しました」
だからこそ、大関は先を見据えてこう語る。
「どちらかというと、上手くいっている。でも、これくらいできて普通じゃないとこの先は勝ち上がれない。そういった意味ではまだまだですけど、自信も掴めている。攻撃面は特に通用していると感じるし、(自分自身も)剥がすところや味方につなげて運ぶところは手応えがある」
所属する川崎の先輩であるDF三浦颯太からも連絡があったが、「別に褒めてもらっている感じではないです」と苦笑いを浮かべた大関。お世話になっている先輩からエールをもらったからには、ラウンド16の壁を突破して期待に応えたいところでもある。
5日のオフはジムで身体を軽く動かし、睡眠を取りつつも街中を散歩して気分転換を図った。「リフレッシュしたのでもっと体の状態を上げて臨みたい」とは大関の言葉。フランス戦まであと2日。心身ともに充実した状態の大関は新たな景色を見るべく、最高の準備をして次のステージに向けて歩みを進めていく。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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