グアムの横にある「陸がほぼない謎の国」の正体と現地で見た衝撃の光景

YouTubeチャンネル「どこにでも行くドスコイ」にて公開された動画『グアムの横にある「陸がほぼない謎の国」に行ってみたぞ！！日本も近いのに存在感ゼロな理由は』で、ドスコイさんが日本から近いにもかかわらず、ほとんど知られていないミクロネシア連邦を訪れ、そのリアルな姿と旅を通じて感じた思いを語った。

動画の冒頭、ドスコイさんは「グアムの隣にあるのに、なんでこんなに知られてないんだろう」と素朴な疑問を提示。彼が訪れたのは、ミクロネシア連邦のチューク州。サンゴ礁に囲まれた美しい島々からなるが、「国土のほとんどが海で、陸地を全部合わせても東京の半分くらいしかない」とその特異な地理を紹介した。

話題の中心となったのは、この国が「存在感ゼロ」である理由と、その背景にある歴史だ。ドスコイさんは、かつてこの地が日本の委任統治領であり、第二次世界大戦の重要な拠点だったことに言及。「そこら中に旧日本軍の戦車が捨ててある」「ジャングルの中に戦闘機の残骸がそのまま残ってるんです」と、現地で目にした衝撃的な光景を明かした。戦争の爪痕が生々しく残る風景に、「時間が止まったみたいだった」と静かに語る姿が印象的だった。

また、観光地化されていない“ありのままの姿”にも言及。「正直、インフラは全然整ってない」としながらも、「何もないからこそ、人の優しさとか、自然の美しさが際立つ」と、情報が少ない場所を旅する醍醐味を熱弁。旅の価値観について「ガイドブックに載っている情報が全てじゃない。むしろ、情報がない場所に行くのが一番面白いんですよ」と語り、自身の旅の哲学を垣間見せた。

この動画は、単なる秘境の旅行記にとどまらず、忘れ去られた歴史と、知られざる国の“リアル”に触れる貴重な記録となっている。ドスコイさんの飾らない言葉を通して、旅の本質とは何かを問いかける内容だ。