気象予報士・松浦悠真が警告「6月は記録的高温と梅雨前線による大雨に警戒を」

気象YouTubeチャンネル「マニアック天気」が6月6日に最新動画「【１ヶ月予報】6月は記録的高温の可能性あり 梅雨前線の活動は度々活発に 気象予報士解説」を公開。気象予報士の松浦悠真氏が、6月5日に発表された1ヶ月予報をもとに、今月の天候について詳しく解説した。

松浦氏はまず「かなりの高温ということで、場合によっては6月の平均気温が過去1位になるかもしれない」と、全国的に歴史的な暑さが予想されることを強調。その背景には、熱帯やインド洋で活発化する対流活動、ラニーニャやインド洋ダイポールモード現象による大気の流れの変化があり、「南からの暖かい空気が運ばれてきやすい」と説明した。また、台風もこれまでに比べ発生しやすくなり、「太平洋高気圧の日本付近への張り出しが強い」ことも高温の要因として挙げた。

さらに松浦氏は、降水量について「西日本から北日本は、ほぼ平年並みの範囲だが、梅雨前線の活動が活発になりやすい時期がたびたびやってきます」と述べ、時期によっては大雨への注意が必要だと警鐘。「太平洋高気圧の張り出しが強いので南から非常に湿った空気が入りやすい。時期により大雨に警戒しなければならない」と警戒感をにじませた。

また、沖縄・奄美地方に関しては「梅雨明けが今年はやや早めになる可能性も」としつつも、熱帯擾乱の影響次第で変わる可能性もあるとする。「早い時期から北陸や東北でも梅雨による大雨が発生するおそれがある」と、全国的な警戒を呼びかけた。

締めくくりに松浦氏は「全国高温の予想となっていて、記録的な高温になる可能性も秘めています。前線による大雨にも気をつけながら過ごしていく必要が出てきそうです」と改めて注意を促し、同チャンネルで「よりマニアックな情報をメンバー限定で発信している」とアピール。視聴者にチャンネル登録やメンバーシップの案内を呼びかけ、動画を締めくくった。