今回はそうした駆け込み需要が落ち着くことで、前月比+0.1%と動きが落ち着く期待が強まっています。相互関税を意識した動きなどもあってプラス圏は辛くも維持する見込みですが、予想を下回り前月比マイナス圏に沈むと、米個人消費への警戒感が強まりそうです。

 なお、経済指標以外の材料としては、5月15日、16日に第二回トーマス・ローバッハ・リサーチカンファレンスがあります。FRBが主催し、多くのFRBエコノミスト、大学教授、中銀関係者が出席する同カンファレンス。15日午前に行われる基調講演をパウエル米FRB議長が行います。なお同カンファレンスではバーナンキ元FRB議長が出席するパネルディスカッションや、レーンECB専務理事/ロンバルデッリ英中銀副総裁/セイム・リクスバンク(スウェーデン中央銀行)副総裁の参加するパネルディスカッションなどが予定されています。金融政策などを専門とするFRBのエコノミストであった故ローバッハ氏の名を冠した同カンファレンスは、金融政策の戦略、手段、コミュニケーションなどがテーマとなっており、その基調講演ということで、パウエル議長から今後の金融政策見通しについての発言が出てくると期待されており、注目を集めています。

MINKABUPRESS 山岡