旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?

文/おと週Web編集部、画像/写真AC

【今月の旬食材は?】いま1年で最も旨い食材

■甘い

正解:メープルシロップ

難易度:★★★★☆

サトウカエデの樹液です

メープルシロップとは、サトウカエデなどの樹液を煮詰めて作った甘味料です。メープルシロップといえばカナダ。輸出量が世界第1位となっています。

カナダはサトウカエデの生育に適したもっとも環境であることが特産品となっている由来です。

ただし、サトウカエデが育つのはオンタリオ州やケベック州などカナダ東部一帯に限られています。このエリアには、シュガーブッシュと呼ばれるサトウカエデの原生林が広がっています。

樹液が甘くなるには夏は暑く、冬はマイナス30℃まで下がる寒暖差が必要となります。冬の寒さが厳しいと、それを乗り切るため樹木は糖がどんどん作り出します。その結果、樹液が甘くなるのです。そして、冬が終わり、春を迎えた頃に収穫が開始されます。

ということで、メープルシロップの旬は春ということになります。

サトウカエデの幹に穴を空けて、そこから流れ出す樹液をバケツにため、それを大樽に集めて工場に運び、高温で糖度が66%になるまで煮詰め、ろ過して不純物を取り除くという工程を経て作られるのが伝統的な製法です。

ちなみに、採取された樹液の糖度は3%程度なので、ほんのり甘いと感じる程度です。そのため、シロップにするためには煮詰めて糖を濃縮する必要があるのです。

美味しいメープルシロップの見分け方

メープルシロップは、収穫時期などをもとに、ゴールデン(デリケートテイスト)、アンバー、ダーク、ベーリーダークという4つにグレード分けされ、ラベルが貼られます。

早い時期に採取した樹液は薄い琥珀色で、繊細な風味に。ゴールデンがこれにあたります。収穫時期が遅くなるにつれて濃い琥珀色になっていき、味わいも濃厚になります。

琥珀色が濃くなればなるほどメープルシロップ独特の風味も強くなっていくので、パンケーキやパンにかけたりするならクセがない甘みのゴールデンがおすすめです。

逆に、お菓子づくりや肉料理には、アンバー、ダーク、ベーリーダークなどを使うと味にコクが加わります。

このように、グレード別に使い分けると、より美味しくメープルシロップをいただくことができます。

【今月の旬食材は?】いま1年で最も旨い食材

メープルシロップの注目栄養素

メープルシロップには多くのビタミンやミネラルが含まれているだけではなく、ポリフェノールをはじめとした抗酸化物質も多種類含まれていることが特長です。

なかでもポリフェノールの豊富さは特筆点。なんと、近年の研究によると60種類超のポリフェノールが含まれていることがわかっています。ほかにも、生活習慣病の改善効果などの関する研究データなどが発表されています。

ただし、健康にいいからといってとりすぎはNG。プラスしてとるのではなく、いつもの甘味料をメープルシロップに置き換えるといった使い方をするのがおすすめです。

【今月の旬食材は?】いま1年で最も旨い食材

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