為替相場まとめ2月17日から2月21日の週
NY市場は、方向感に欠ける展開。ドル円は151円台での推移が継続。前日のNY時間終盤に152円台に戻したものの、上値を抑えられている。市場はイベントを通過して次の材料探しになっているようだ。トランプ大統領が関税脅威を強め、大統領は自動車、半導体、医薬品の輸入品に25%前後の関税を課す可能性が高いと述べ、早ければ4月2日にも発表すると述べていた。ただ、米株式市場はほとんど変化していないなど、広範なリスク選好のムードに大きな影響は与えていない。午後に1月分のFOMC議事録が公表されたが、FRBの利下げへの慎重姿勢を裏付ける内容となった。ただ、それは十分に織り込まれている内容でもあり、大きな動きには繋がっていない。ユーロドルは1.04台での上下動に終始。ポンドドルはやや戻り売りが出ているものの、大きな動きは見られていない。本日はシュナーベルECB専務理事のインタビューが伝わり、「ECBは間もなく、利下げの一時停止または終了について議論をに迫られるだろう」と述べていた。第1歩として3月の理事会で声明から「金融政策は景気抑制的」という文言を削除するかどうかを議論すべきだと主張。「抑制的かどうかに、もはや確信が持てない」とも付け加えていた。1.26台から上値を抑えられているものの、1月中旬からのリバウンド相場は失われていない。本日は1月の英消費者物価指数(CPI)が発表になり、予想を上回る内容となった。根強いインフレを示唆する内容ではあったものの、エコノミストからは1月の英CPIの急上昇も、英インフレは低下傾向との見解が出ている。
(20日)
東京市場では、円高が進行。日銀の追加利上げ観測などを背景に朝から円買いが優勢となり、午後に前日終値比1円以上の円高となる150.11付近まで水準を切り下げた。明日に1月の日本消費者物価指数(CPI)の発表を控え、ポジション調整とみられる動きも重石となった。また、日本10年債利回りは約15年ぶりの高水準となる1.44%台まで上昇したが、植田日銀総裁は石破首相との会談で長期金利上昇について話題に出なかったと明かし、円買いにつながった。クロス円も軒並み軟調。ユーロ円は156.61付近まで、ポンド円は189.12付近まで下落し、この日の安値を更新した。円相場主導の展開のなか、ユーロドルは1.0430付近での揉み合いに終始。
ロンドン市場では、円高が一服している。ただ、ドル円、クロス円いずれも反発の動きは限定的。引き続き東京市場からの円買いの流れは続いている。ドル円はロンドン朝方に150円台割れから149.95近辺まで安値を広げた。その後は150.40台まで反発も再び150円付近へと軟化している。ユーロ円も156.32近辺に安値を広げた後157円付近まで反発したが、大台回復には至らず156円台後半で推移。ポンド円は188.80付近を安値に189.70付近まで買い戻されたが、その後は189円台前半へと再び下げている。ドルストレートではドル売りが優勢。ユーロドルは1.04台前半から半ばに向けた動き。ポンドドルは1.25台後半から1.26台に乗せてきている。ユーロ対ポンドではユーロ売り先行も、その後は買い戻されている。円買いをメインとしてドル安の動きも加わっている。日銀の追加利上げ観測が広がっているほか、ウクライナ停戦をめぐる米国と欧州の温度差が不透明感を広げているようだ。ただ、欧州株、米株先物いずれも目立った売り圧力はみられていない。これまで上昇してきた分に調整が入る動きにとどまっているようだ。
NY市場ではドル安円高が強まった。ドル円は東京時間に引き続き、節目の150円を割り込み、一時149円台半ば割れを付けた。米小売り大手ウォルマートの決算が弱く、米個人消費の減退を警戒する動きからドル売りとなり、ドル円の重石となった。ユーロドルが1.05台を付けるなど、ドルは全面安となっている。ドル主導となったことで、クロス円はやや不安定な動き。ユーロ円はドル円の下げから156円50銭割れを付けた後、対ドルでのユーロ買いを支えに157円30銭台を付けている。
