「最悪のシナリオ」小室佳代さん自伝エッセイ出版の評判 「いじめ」発言から間もないタイミングで

なぜこの時期に出版なのか?
秋篠宮家の長女・眞子さんと結婚した小室圭さんの母・佳代さんが「初の自伝エッセイ」を2月6日に出版する。タイトルは『ブランニューデイ あたらしい日』(内外出版社)。佳代さんをめぐっては2017年末に元婚約者との間に金銭トラブルが存在することが報じられ、佳代さんは沈黙を守ってきた。宮内庁内では「なぜこの時期に出版なのか?」と困惑の声が聞こえてきているという。
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佳代さんは著者の肩書として「現在米国在住の小室圭さんの母」と名乗り、そのうえで今回、《短期大学時代に「食育」の大切さを知り、栄養士資格を取得。時同じくして鎌倉山ドイツ家庭料理店『Marchen Hutte』にてドイツ人店主から料理を習い、手料理の腕を磨く。大学のサークルで知り合った夫と結婚するが36歳の時に夫が急逝。師匠の言葉「料理をつくることは生きること」を胸に、料理づくりのボランティアを経て、ドイツ家庭料理を中心とした料理教室を開催。穏やかな日常が、2017年を機に人生が大きく変わっていく》までを綴るとのことだ。

宮内庁としては収束を図りたかった
今回、主として宮内庁内で注目されているのが「2017年を機に人生が大きく変わっていく」との箇所だ。2017年は9月に圭さんと眞子さんが婚約会見を開き、その年の暮れには、佳代さんと元婚約者との間の金銭トラブルが週刊女性に報じられた。
「将来の天皇陛下の姉の夫候補の家庭に持ち上がったスキャンダルはまるで予想しない展開で、国民の間にも動揺が走った印象がありました」
と、担当記者。
「憲法は婚姻について『両性の合意のみに基づいて』成立すると定めています。皇族だからといって結婚相手が母親の金銭トラブルを解決しなければ婚姻は認められないといったことはない。皇族が国民と共にある存在だとはいえ、国民が望む・望まないお相手像を押しつけるには限界があります。国民の総意としての理想のお相手像は受け入れつつも、そこから先はそれこそ“両性の合意”ということで宮内庁としては収束を図りたかったのですが、なかなか疑問の声は沈静化せず、秋篠宮家と小室家に対する批判は強まる一方でした」(同)
今回の出版計画を受けて、宮内庁ではどういった反応があるのだろうか。
できれば母親を止めて欲しかった
「言論の自由は当然保証されているとはいえ、宮内庁としては“最悪のシナリオ”のようです。佳代さんに対しては“とにかく何か言いたいことがあったのだろう。言われたままというのは嫌だったのだろう”との見方をされているようです」(同)
昨年末、秋篠宮さまのお誕生日の記者会見での「いじめ」というフレーズが大きな波紋を呼んだのは記憶に新しいところ。宮内庁の広報戦略がうまくいっているとは言い難い状況に、新たな要素が加わることはあまり歓迎できない、というのも道理だろう。
宮内庁にとっての「がっかり」の矛先は圭さんにも向かっているとされる。
「意外なことかもしれませんが、宮内庁の中には“佳代さんについては話が通じないところはあるが、圭さんはそこまでではなく話が通じるところもあるだろう”と見ていた人もいるようです。それが今回の件を受けて、“うーん、できれば母親を止めて欲しかった”との指摘もありました。“無念だ”という声まであり、佳代さんへの不信感は根強いものがあると感じたものです」(同)
同書は暴露本ではなく、料理や子育てに関するエッセイ集とのことだが、とかく「深読み」「考察」が盛んな風潮だけに、あらゆる読まれ方をすることは避けられない。好意的な受け止め方一色になるのは難しいだろう。
秋篠宮家や宮内庁としては新たな火種を抱えたということになるだろうか。
大きな波紋を呼んだ年末の秋篠宮さまの「いじめ」発言については、関連記事(「“いじめの主体は国民”という趣旨のご発言」 秋篠宮さまが吐露された「衝撃のフレーズ」とは)に詳しい。
デイリー新潮編集部