NY株式12日(NY時間11:26)(日本時間01:26)
ダウ平均   44166.77(+18.21 +0.04%)
ナスダック   19995.84(-39.05 -0.19%)
CME日経平均先物 39850(大証終比:+40 +0.10%)

 きょうのNY株式市場、ダウ平均は小幅な値動きとなっている一方、前日に2万台に乗せ、最高値を更新していたナスダックは軟調な値動きとなっている。取引開始前に11月の米生産者物価指数(PPI)が発表され、予想を上回る内容だった。鶏卵などの食品価格の上昇が影響した。

 ただ、米国債利回りは低下するなどやや意外な反応も見せていた。航空運賃が2.1%下落し、医療サービスは概ね変化がなかったことから、来週発表のFRBが参照しているPCEデフレータに若干の下方修正が加えられる可能性があるとの見解も聞かれた。同時に発表になった新規失業保険申請件数が予想を大幅に上回ったことも、この反応につながった可能性もありそうだ。

 株式市場は若干上下動したものの、大きな反応にはつながっていない。来週のFOMCでの利下げ期待にも変化がなく、CMEが公表しているフェドウォッチでも98%の確率で0.25%ポイントの利下げを見込んでいる。

 ただ、前日の米消費者物価指数(CPI)とあわせて、依然ディスインフレに進展が見られず、来年初頭の金利据え置き観測が投資家を不安にさせている。

 エコノミストからは「今月FRBはタカ派的な利下げを行う可能性がある。ただ、FRBのガイダンスは、いまは利下げを行うが、この先はデータを注視するという内容になるだろう。FRBがインフレに対してより慎重姿勢を取る可能性を考慮すべきリスクが依然残っている」とのコメントも聞かれた。

 アドビ<ADBE>が決算を受けて大幅安。ガイダンスで第1四半期の売上高見通しが予想を下回ったほか、通期についても予想を下回る1株利益および売上高の見通しを示した。また、投資家が注目している25年度のデジタルメディアのARRは11%増を見込むとしていた。24年度は13%増だった。

 スーパーマーケットのクローガー<KR>が3日続伸。前日は同業のアルバートソンズとの合併中止が伝わったが、それを受けて同社の取締役会は75億ドル相当を上限とする新たな自社株買いプログラムを承認した。

 eコマースでペット用品を販売するチューイ<CHWY>が下落。大株主であるバディ・チェスター・サブが保有株を売り出すと発表した。

 トミー・バハマやリリー・プルツァーなどアパレルブランドを手掛けるオックスフォード・インダストリーズ<OXM>が決算を受け下落。1株損益が予想外の赤字となったほか、売上高も予想を下回った。ガイダンスも公表し、第4四半期も予想を下回る1株利益の見通しを示し、通期の見通しも下方修正した。2つの大型ハリケーンが相次いで上陸した影響を受けた。

 3Dプリンターの3Dシステムズ<DDD>が上昇。ジオマジック・ソフトウェア事業を1億2300万ドルでヘキサゴン社に売却する契約を締結したと発表。取引完了は来年上半期を予定している。今回の売却は同社のソフトウェア投資戦略の見直しの一環としている。

 配車サービスのウーバー・テクノロジーズ<UBER>が上昇。前日の証券会社主催のコンファレンスでのラジャCFOの発言を好感している。「グーグルのウェイモが事業を展開しているサンフランシスコでは、成長の減速の兆しが見られない」と述べた。