謝駐日代表、中国の軍事演習を批判「台湾から反感を買うだけ」

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(東京中央社)台北駐日経済文化代表処の謝長廷(しゃちょうてい)代表(大使に相当)は20日、中国が台湾周辺で軍事演習を実施したのを巡り、「台湾から反感を買うだけだ」と非難した。

在日台湾人団体が東京都内で米国在住の経営学者、翁達瑞(本名陳時奮)氏を招いて開いた講演会への出席後、報道陣の取材に対して語った。

今回の中国の軍事演習を巡っては、南米パラグアイを訪問した頼氏の米国立ち寄りに対するものだとする声と、米国で18日に開かれた米日韓首脳会合で発表された文書で、「国際社会の安全と繁栄に不可欠な要素である台湾海峡の平和と安定の重要性」が再確認されたことに対するものだとする声が出ている。謝氏はこれに関して意見を求められた。

謝氏は、今回の頼氏の米国立ち寄りは控えめで地に足が着いたものであり、各界から肯定的な評価を得ていると指摘。もし中国の軍事演習が頼氏の立ち寄りに対するものなのであれば、一切の正当性がなく、台湾から反感を買うだけだと述べた。

一方、米日韓首脳共同声明は台湾海峡に言及したものの、中国を名指ししてはいないとし、この時期の軍事演習は自身が平和と安定の破壊者だと認めるようなもので、やり方はおかしいとの考えを示した。

中国人民解放軍で台湾方面を管轄する東部戦区は19日、台湾周辺で海空の統合訓練を実施すると発表。国防部(国防省)によれば、20日午前6時までの24時間に中国の軍用機延べ45機と軍艦9隻を確認した。

(楊明珠/編集:名切千絵)