式典に臨む(左から)張善政桃園市長、楊長鎮・客家委員会主任委員ら

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(桃園中央社)北部・桃園市政府は2日、日本統治時代の1895(明治28)年に起きた抗日武装蜂起「乙未戦争」(台湾平定作戦)を記念する式典を開いた。張善政(ちょうぜんせい)市長は、市内に多く暮らす客家の人々が故郷のために払った犠牲や台湾の発展に対する貢献に感謝を示した。

式典では、市内の安平鎮や龍潭陂などでの戦闘で亡くなった人々の子孫らが客家の義勇兵の英霊に白いバラの花をささげた。

客家委員会の楊長鎮(ようちょうちん)主任委員(閣僚)は、乙未戦争は台湾各地で戦いが繰り広げられ、原住民(先住民)や閩南人も関わったとしながらも、客家の集落での抵抗は特に激しかったと強調。戦いには敗れたが、故郷を守る精神は永遠に朽ちないと語った。

また式典について、武装蜂起で命を落とした「先烈」の霊を慰めるだけでなく、人々に故郷を守る勇気と決意の伝承を促すことになると信じていると述べた。

市政府客家事務局によると、8月には市内にある乙未戦争関連遺跡を訪問するイベントを7回行うなどし、市民に地元の地理や歴史、文化などを理解してもらうという。

(呉睿麒/編集:齊藤啓介)