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日本限定、特別仕立てのイヴォーク

2011年にデビューしたレンジローバー・イヴォークは、その斬新なスタイリングによって今日に続くランドローバーの新たな時代を切り開いた1台といえる。

【画像】レンジローバー・イヴォーク日本限定「ブロンズコレクション・キュレーテッド・フォー・ジャパン」【ディテールをみる】 全38枚

2019年にデビューした2代目イヴォークは、初代ほどの大ブームを巻き起こしたわけではないが、日本の道路事情でも扱いやすい「ランドローバーとしては」コンパクトなボディによってレンジローバー・ファミリーの中で確固たるポジショニングを確保している。


「イヴォーク・ブロンズコレクション・キュレーテッド・フォー・ジャパン」という150台の限定モデルは、そのネーミングからもわかる通り、日本市場のためブロンズコレクションの装備をさらに充実させたモデルとなっている。

もはやランドローバーの「中堅」という雰囲気すら漂い始めたイヴォークに、魅力的な特別仕様車が用意されている。「イヴォーク・ブロンズコレクション・キュレーテッド・フォー・ジャパン」という150台の限定モデルは、そのネーミングからもわかる通り、日本市場のためブロンズコレクションの装備をさらに充実させたモデルとなっている。

用意されているボディカラーは「カルパチアングレイ」、「サントリーニブラック」そして今回試乗できた「ソウルパールシルバー」の3色。

実車を目の当たりにすると、やはりブロンズコレクションの特徴であるコリンシアンブロンズのコントラストルーフの存在が目立っている。

またサテンダークグレイフィニッシュが施された20インチのアロイホイールやクラウドとエボニーという2色仕立てのインテリアも専用装備として見た目の部分に華を添えていた。

外観も室内も2トーンでしっとりと

ボディもインテリアも2色仕上げというと、少し派手な印象を受けるが、実車を目の当たりにするとそれは杞憂であることがわかる。

ルーフのコリンシアンブロンズは目線の高さからはシャープな1本のストライプ程度にしか見えず、また黒やグレーといったボディカラーとの馴染みもいいのである。一方、2色の革で仕上げられたインテリアも非常に落ち着いたトーンでしっとりと纏められている。


ブロンズコレクション・キュレーテッド・フォー・ジャパンの内装。2色の革で仕上げられたインテリアも非常に落ち着いたトーンでしっとりと纏められている。

シートの真ん中部分やセンターコンソールの中間あたりの高さに明るめのクラウドと呼ばれる革が使用されており、その上と下の部分を濃い目のエボニーが引き締めている。

室内空間は特に横方向に十分な広さが確保されている。一方フロントシートはサイドサポートがしっかりと張り出したスポーティなものでホールド性も高い。

このインテリアの仕立て方はラグジュアリーSUVであるとともに、ドライバーズカーらしい性格付けをされたレンジローバー・シリーズの伝統といえるもの。

スタイリングからもわかる通りイヴォークのスタイリングはウエストラインの高さが特徴的だが、レンジローバーのセオリー通りアイポイントは高めで視界は良好だ。

ダッシュ中央のモニターの最新のトレンドは大型のパネルを独立させることで、現行のレンジローバーもそうなっている。だがイヴォークのそれは横長でダッシュパネル内にキレイに埋め込まれたスタイリッシュな仕上がり。

それでもインフォテインメントの操作でストレスを感じるようなことは一切なかった。

よりも輝くイヴォークの素質とは?

2代目のレンジローバー・イヴォークをドライブするのは、このクルマが上陸した時以来のこと。

久しぶりにステアリングを握ったイヴォークは「以前よりも静かになっている」と感じた。


久しぶりにステアリングを握ったイヴォークは「以前よりも静かになっている」と感じた、と筆者。

20インチ・タイヤを履く足回りからのノイズはごく僅かだし、P250と表記されている2L 4気筒のガソリン・エンジンと9速ATの連携も絶妙だと感じた。

まだマイナーチェンジと呼べるほどの大きな改変は受けていない2代目イヴォークだが、それでもモデルイヤーごとに確実に仕上がりが良くなっているのである。

今回の試乗ではイヴォークのサイズ感が際立って感じられた。街中中心の試乗だったということもあるし、直前まで現行レンジローバーに乗っていたということも無視できない。

イヴォークのボディは全長(4380mm)に対し若干幅広(1905mm)だが、それでも狭い道やコインパーキングに止める際、前後オーバーハングが極端に小さいボディは扱いやすかった。これは日本の都市部で気軽に「乗ろう」思える最大サイズなのだと思う。

試乗が終わった後、しみじみとイヴォークを眺め、このクルマのかっこよさを再確認した。使い勝手の良さやレンジローバーの系統といったトピックもあるが、優れた見た目こそイヴォークを選ぶ最大の理由なのだと思う。

そしてコリンシアンブロンズのルーフは、シャープな都会派SUVのスタイリングにほどよいエッセンスをプラスしているのである。

レンジローバー・イヴォーク・ブロンズコレクション・キュレーテッド・フォー・ジャパンのスペック

価格:829万円
全長:4380mm
全幅:1905mm
全高:1650mm
車両重量:1840kg
パワートレイン:2リッター直列4気筒ターボ
ギアボックス:9速AT
最高出力:249ps/5500rpm
最大トルク:37.2kg-m/1500-4500rpm
燃料:ガソリン
乗車定員:5名


レンジローバー・イヴォーク・ブロンズコレクション・キュレーテッド・フォー・ジャパン