台湾、中国の侵攻想定した定例演習実施へ 戦力の強化目指す(資料)

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(台北中央社)国防部(国防省)は26日、中国の台湾侵攻を想定した定例演習「漢光39号」について、来月にコンピューターシステムを利用した机上演習、7月に実動演習をそれぞれ行うと発表した。

演習に日米などの支援に関する内容が組み込まれているかや米国軍人を招待するかなどのメディアからの問い掛けに関係者は、同盟国との計画は予定通り進んでいるとの回答にとどめ、詳細について対外的な説明はしないと語った。

机上演習は5月15〜19日に実施する。敵軍が台湾に対して行うと想定されるあらゆる軍事行動や近年台湾周辺で行われた中国による軍事演習の内容を基礎に、ロシアによるウクライナ侵攻を参考とし、コンピューターシステムを利用する。実動演習は7月24〜28日に台湾本島や離島で実施し、一部で実弾を使用する。

関係者は航空戦力の分散や軍による民間空港の徴用、海上戦力の護衛、偽装工作などの作戦力を引き続き検証し、陸海空軍の戦力を確保すると説明。この他、海上での迎撃力強化や沿岸部に設置している対艦兵器や海上戦力、海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)の船艇などを統合し、敵の編隊や揚陸船団への重層的な攻撃や飽和攻撃を行う計画を明らかにした。

また空軍では実動演習時に台東豊年空港で初めて戦闘機の離着陸訓練や装備の装着訓練などを行う予定だとした。

(呉昇鴻/編集:齊藤啓介)