最終講義に臨む若林正丈・早稲田大名誉教授(魏逸瑩さん提供)

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(東京中央社)台湾政治研究に尽力してきた早稲田大名誉教授、若林正丈氏の「最終講義」が25日、同大で実施された。台北駐日経済文化代表処の謝長廷(しゃちょうてい)代表(大使に相当)があいさつし、若林氏の功績をたたえた。

本来は若林氏が同大を定年退職した2020年に予定されていたが、新型コロナウイルスの影響で3年越しの実現となった。最終講義は「『台湾研究序説』の構想:代わり変わる帝国と『台湾という来歴』」というテーマで行われ、多くの学生や学者が駆け付けた。

謝代表は、若林氏が台日間の友好や台湾研究における日本での人材育成に貢献したとして感謝を述べた。また若林氏が提唱した「中華民国台湾化」という概念に大きな影響を受けたとも語った。

若林氏は、東京大大学院総合文化研究科教授などを経て2010年から2020年まで早稲田大政治経済学術院教授・台湾研究所所長を務めた。2019年には台湾と日本間の友好関係増進に寄与したとして、台湾から「紫色大綬景星勲章」が贈られた。著書に「台湾抗日運動史研究」や「台湾の政治―中華民国台湾化の戦後史」などがある。

(楊明珠/編集:楊千慧)