【前園真聖コラム】第436回「2023年日本サッカー界が必ずやらなければならないこと」
2023年、日本サッカー界は去年からの盛り上がりを必ずつなげなければなりません。代表チームに関して言えば、ベテランでチームを去る選手が何人か出てくるでしょうが、若い主力選手もたくさんいますから、チーム力が劇的に下がることはないと思っています。11月には早速次のワールドカップ予選が始まりますので、どう進歩していくか楽しみです。
日本代表を構成するのは、海外組と帰国組が大半。2022年カタールワールドカップのメンバーでは、海外でプレーしたことのない純国内組は谷口彰悟、山根視来、相馬勇気、町野修斗の4人だけでした。
この構成の中で、僕は国内組の占める割合が増えなければいけないと思っています。最も身近に観察できるJリーグで選手の強化を図れることが大切なのです。
そのためにはどうするか。Jリーグ全体ののスピードと強度を挙げなければいけません。ワールドカップのあの激しい戦いを見た後にJリーグを見て、「物足りない」ということになってはいけないのです。世界と戦うためのインテンシティをJリーグで身につけられるようにならないと、日本代表が火を付けたサッカー熱は冷めかねません。
もっとも、Jリーガーはみんなワールドカップの戦いを見て刺激を受けていることでしょう。そしてそこでもらったパワーをすべてJリーグにぶつけてほしいと思います。そうすれば魅力的でたくさんの観客を呼べるJリーグになっていくと信じています。
(撮影:岸本勉/PICSPORT)
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1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。
