西村優菜は猛チャージ「68」 今季メジャー覇者としての意地を見せた(撮影:佐々木啓)

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<日本女子オープン 最終日◇2日◇紫カントリークラブ すみれコース(千葉県)◇6839ヤード・パー72>
「久々にいい感覚で、いい緊張感のなかで頭を使ってラウンドができました。いい日だったと思います」。西村優菜がやっと満面の笑顔を見せた。
今季はここまで22試合に出場して、トップ10入りは9回に優勝は2回。予選落ちはわずかに1回だが、その試合は自身初のホステス&タイトル防衛に挑んだ「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」だった。西村にとっては大一番だった大会だが、そのときには調子が下降ぎみ。「自分のゴルフにがっかり」と厳しい言葉ばかりがあふれて止まらなかったが、一転、きょうはその声色も明るい。
「1、2カ月自分のゴルフが上手くいかなくて、うずうず、いろんなことを考えながらここまで来ました」。そんななか、今シーズン最難ともいえるコースセッティング、そして日本一を決めるナショナルオープンで、初日から「72」、「76」、「72」と3日間耐えると、最終日には5バーディ・1ボギーの「68」と爆発。「ギャラリーの方にいいところを見せたいと思ってラウンドしました」。集まったファンは、バーディを量産する西村に大声援と拍手を送り続けた。
最難関の14番では、2打目でアゲンストの突風が吹いたことで惜しくもボギーとしたが「しょうがない」とすぐさま切り替えた。続く15番から2連続バーディを奪うと、最終18番パー5もバーディ。笑顔で4日間を締めくくった。
「2日目がもったいなかったかな。いつもこうやって言っていると思うけど(笑)」。悔やむところはもちろんあるが、最終日バックナインでの追い上げは久々のこと。「うまく立て直せたと思うし、収穫が多かったいい一週間でした」と満足そうに振り返る。
来週は「お休み」して、今大会で得た手ごたえを体に染み込ませていく調整を行う。2週後の「富士通レディース」では、今季米ツアーに参戦している盟友・古江彩佳がディフェンディングチャンピオンとして臨む一戦。「自分のなかでは思い入れのある大会です。アマチュアの時から出させてもらっていますし、えってぃ(古江)が優勝しているのを間近で見ていたりとイメージがいいです」。好印象大会での優勝争いを見据えた。
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