楠木ともりと東山奈央が魅せられた『BASTARD!!』の “悪い主人公”
今回は勝気なヒロイン・ヨーコを演じる楠木ともりさん、そしてメタ=リカーナ王国の王女・シーラ役の東山奈央さんに、キャラクターの魅力や作品の見どころなどをたっぷり語っていただきました。
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――まず、本作の魅力や面白さはどんなところにあると思われますか?
東山 私もともりちゃんと一緒で、連載開始当初は生まれていなかったので、ジェネレーションギャップを感じつつも、そこにかえって新鮮さがあるなと思いました。
キャスティングが決まった時、ミドルエイジの事務所スタッフさんから「『BASTARD!!』ね、俺の青春だったんだよ!」って言っていただいたり(笑)。
楠木 私も、周りのスタッフさんたちからお声がけいただきました(笑)。
東山 そうだよね(笑)。その熱のこもった語りを聞いて、やっぱり『BASTARD!!』ってすごく大きな作品なんだなということを肌で感じました。
――ご自身が演じるヨーコとシーラの人物像に関して、どのように捉えていらっしゃいますか?
楠木 原作を読んだ時のヨーコは、すぐ怒ったり大きな声を出したりキャンキャンしてコミカルで面白いイメージだったんですけれど、アフレコをしていくにあたって気持ちの部分を紐解いていくと、その根底にあるルーシェくんや周囲の人への深い愛情を感じたんです。まだ若いのにすごく大人っぽいところがあったり、内面的にはとても繊細なところもあったりする。自立した、かっこいい女性だと思います。
東山 シーラは強い使命感や民への慈愛を持っていて、臣民にも愛されているお姫様なんですけれど、結構世間知らずなところもあって……ダーク・シュナイダーとの出会いによって、彼女の中で革命が起きている感じがするんです。圧倒的な存在を前にして、頭の中がピンク色になりがちというか(笑)。
ディレクションでも「ここは頭の中がお花畑になっているので……」という風に言われることもあって、そういうギャップがあるところもかわいいなと思います。
楠木 ヨーコさんと全く違うタイプですよね。
東山 ヨーコは足が地についているので、お下劣なことに対してはちゃんとビシッと拒絶もできる女の子なんですけど、シーラはちょっと流されがち(笑)。
楠木 悪い男に引っかかっちゃう感じがしますよね(笑)。
東山 「お嫁にいけなくなっちゃう〜」って……でも悪くなさそうな感じ(笑)。
――ディレクションのお話も出ましたが、お二人がそれぞれ演じる際に心掛けていることは何でしょうか?
楠木 ヨーコさんは、実はオーディションのテープで演じた時はもうちょっと男勝りで子供っぽいところがある感じで作っていたんです。ですが、アフレコで「ヒロイン然としたお姉さんのイメージで」というディレクションを受けて、結構大幅にプランを変えて、いろいろ模索しながら作っていきました。
私にとってはあまり馴染みのない独特な言葉遣いをしたり、シリアスなシーンで急にギャグっぽいツッコミをしたりするので、セリフによっていろいろと注意すべきポイントが大きく変わるんです。何度も録り直させていただき、一つひとつ丁寧に演じています。
東山 シーラはオーディションがなかったので、1話目のアフレコの時はすごくドキドキしていて……「本当に? 私で間違いないでしょうか?」という感じで(笑)。でも、一緒にアフレコした役者さんから「若い時に『BASTARD!!』を読んでいたけど、僕が原作で読んでいたシーラと同じ声をしていて嬉しい」って言っていただけて安心しました。そして「ここからすごく大変なシーンもあると思うけど、頑張ってください」というエールをいただいたのが印象に残っています(笑)。
演技としては、お花畑になっちゃうところとしっかり使命感をもっているところの二面性を出せるように、ご指導いただきながら演じました。
(C)萩原一至/集英社・BASTARD!! 製作委員会
――主人公のダーク・シュナイダーについて、魅力を感じるところを教えていただけますでしょうか。
楠木 不可能が無い感じがするところでしょうか。
東山 分かる〜。
楠木 絶体絶命のピンチをどうにかしてくれるところは、頼れるヒーローという感じがするのですが、それだけではなくて……やっぱりちょっと、こう……(笑)。
東山 言葉を選んでる(笑)。
楠木 男性としてあまりよろしくないなというシーンがあるのもまた、ギャップとして惹きつけられるというか。あと、特にヨーコ目線ではほっとけないような、ちょっと子犬っぽさもあるところがダーク・シュナイダーの強いだけじゃない魅力なのかなと思っています。
東山 私自身は、じつは粗野な男性はあまりタイプではないんですけど(笑)、不思議なことにダーク・シュナイダーだけはシーラを演じているせいか、結構惹きつけられるものがあって。ともりちゃんが言ってくれたみたいに、「この人なら何とかしてくれる」という絶対的な安心感があるんですよね。それに、基本は女性にだらしないのに、ヨーコだけは特別扱いするのもなんかいいよね!
楠木 ヨーコを演じている身としてはちょっと嬉しい(笑)。
東山 そう! 「お前だけは助けてやるよ」みたいな感じで言ってくれるのもすごくいいなと。悪い男と分かっていてもどうしても惹かれてしまう、中毒性のある魅力を持っているのかなと思います。
シーラを演じていると、どうしてもヨーコとダーク・シュナイダーには深い絆があるので間に割って入れない……それが余計に気になってしまう感じがあって、苦しい胸中です(笑)。叶わないと思っていてもやっぱりかっこよくって、惹きつけられてしまいますね。
――他に登場するキャラの中でお二人が注目する、またお気に入りのキャラはいますか?
東山 私はルーシェが大好きで! もともと少年萌えしてしまうんですけど(笑)。
楠木 (笑)
東山 本当にかわいくって! いろんなキャラクターが出てくるので、皆さんそれぞれのお気に入りのキャラクターが必ず見つかると思うんですけど、少年萌えの方にルーシェはめちゃくちゃ刺さると思うんです!
この子を一人にしておけないっていう目が離せない感じとか、ヨーコにかまってほしくてまとわりついていたり、たまにぴょこんと犬耳が生えちゃったりして、かわいくてたまりません。純真無垢かと思えばそこからダーク・シュナイダーに変わるっていう、大幅にギャップをつけてくるところも含めて、非常に良いなと感じております。
――3話ではシーラがルーシェにアクセプトするシーンがありましたよね。
東山 ヨーコは接吻に対する恥じらいが結構あったわりに、シーラはすんなりでしたよね。ほほを赤らめることもなく……でも、そのシチュエーションを傍から見ていた私の感想としては、非常に良かったです!(笑) 母性ある人から少年へのキス……なんて清らかで美しい!って。非常に良いものを見たなと眼福感がありましたね。
――ありがとうございます(笑)。楠木さんはいかがでしょうか?
楠木 たくさんいるのでなかなか絞れないのですが……私はやっぱりガラとダイ=アモンが好きです。ダイ=アモンは、アフレコの時に真横で子安(武人)さんの演技を見てしまったので、虜になってしまいました。目が離せないし、何か喋るたびに面白くって……登場シーンはそんなに長くないのに、すごく印象に残っています。
キャラクター性というところでは、私はガラがすごく好きです。お母さんっぽいところがあって、世話好きで困った時に頼りにもなるんだけれど、あまり深く干渉してこなくて。でも陰では見守ってくれているという、まさにお母さんという感じ。最初は敵としてヨーコと出会いますが、そこから優しい一面が見えてくるところや、人間なのにすごく強くて、背景に努力が見えるところなども含めてすごく素敵なキャラだなと思います。
(C)萩原一至/集英社・BASTARD!! 製作委員会
――13話までのエピソードの中で、特に好きなシーン・印象に残っているシーンがありましたら挙げていただけますでしょうか。
楠木 私はどうしてもダイ=アモンが好きで(笑)。ダイ=アモン戦は激しいんですけれど、ちょっとコミカルなところもあって、観ていて楽しくてスカッとするんです。他にもものすごくいいシーンがいっぱいあるのですが、そこが特に頭から離れないです。
東山 話数によって結構印象が違うというか……前半のほうはいろんなキャラが出てきて、ヒロインたちのセクシーなお当番回があったりして、キャラクターを一人一人クローズアップしていきながら、後半はダーク・シュナイダーとネイの戦いがあって、すごく衝撃的な展開で一区切りになっています。
そんな中で、私は前半パートの敵キャラがすごく好きで。大畑伸太郎さんが1話で演じられていたオズボーンとか、2話で奈良徹さんが演じられていたケビダブとか……先輩方が生き生きとお芝居されている姿がとっても印象的だったんです。セリフひとつをとっても「こんな風に表現されるんだ!」という驚きを感じました。この作品は配信なので1話にすぐ立ち返れますから、『BASTARD!!』の彩り豊かな味わいを楽しんでいただきたいなと思います。
――それでは最後に、後半の見どころと放送開始を楽しみにしているファンへのメッセージをお願いします。
東山 後半は杉田智和さんがめちゃめちゃ輝いています。それから、アーシェス・ネイとの戦いが熾烈を極めると言うか本当に濃密で、すごい力をもった人たちが本気のぶつかり合いをするとどうなっちゃうのかっていうのをとても細かく描いているので、手に汗握って観ていただきたいなと思います。
あとはシーラの根幹に関わる部分が明かされていくので、私もどうなっちゃうのかなあとハラハラしています。お楽しみに!
楠木 後半は東山さんもおっしゃっているように、本当にパワフルなバトルがたくさん描かれていくので、バトルシーンや先輩方の熱演も注目ですし、女性陣のモノローグも増えていきます。彼女たちが内に秘めた想いがバトルの合間に挟まって、グッと引き込まれるというところもあるので、キャラクターたちの葛藤や心情の変化というところに注目していただけると、より楽しめるんじゃないかなと思います。
楠木ともり(くすのき ともり)
12月22日生まれ。ソニー・ミュージックアーティスツ所属。主な出演作は、『チェンソーマン』(マキマ)、『不滅のあなたへ Season2』(ヒサメ)、『プリマドール』(鴉羽)、『TIGER & BUNNY 2』(ラーラ・チャイコスカヤ)ほか。
東山奈央(とうやま なお)
3月11日生まれ。インテンション所属。主な出演作は、『はたらく魔王さま!!』(佐々木千穂)、『カッコウの許嫁』(瀬川ひろ)、『神クズ☆アイドル』(最上アサヒ)、『彼女、お借りします』(更科るか)ほか。
(C)萩原一至/集英社・BASTARD!! 製作委員会
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