モトローラがアメリカで復活していた! 中南米の大成功で日本での製品拡大にも期待

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モトローラの名前は古くからケータイやスマートフォンに詳しい人ならだれもが知っているだろう。

そもそも世界初のケータイを生み出したのはモトローラだ。
また過去には「名機」と呼べる製品も多数輩出してきた老舗メーカーでもある。
モトローラは、2012年にグーグル傘下となり、そして2014年からは大手PCメーカーであるレノボ傘下に入っている。

モトローラはこの買収の前後あたりは低価格な製品ばかりをだしていたが、徐々に上位モデルも投入を開始し、今では1億画素カメラ搭載モデルやハイスペック製品も市場に送り出している。
気が付けばアメリカではアップル、サムスンに次ぐシェア3位にあり、ほかの国でも着々と製品を展開している。

そんなモトローラの最新製品「edge 30 PRO」が、日本でもまもなく発売される予定だ。
チップセットには、クアルコムの最上位モデル「Snapdragon 8 Gen 1」を搭載、
カメラには5000万画素の広角に加え、5000万画素の超広角と贅沢な仕上げとなっている。

一般的なスマートフォンのメインカメラは高画質だが、超広角は1300万画素や800万画素など画質を落としたものを搭載するものが多い。
しかしedge 30 PROならウルトラワイドから一般的な撮影まで、日常の一コマを高画質な画像として記録できる。
またそれだけではなくedge 30 PROはフロントカメラの画質も6000万画素とかなり高画質。室内などやや暗い場所でも美しい自撮りができるのである。


日本でも発売予定のハイスペックなカメラフォン「edge 30 Pro」


また海外では手書きできるペンを内蔵した「moto g stylus 5G」も販売されている。
名前からもわかるように高速な5G通信に対応したモデルで、本体には簡易的だが手書き入力ができるスタイラスを収納している。付属のスタイラスはiPad用のApple Pencilほどの性能はないが、メモを取るときなど画面に手書きで文字や絵をかき込むことができるのだ。
日本でもペン内蔵スマートフォンとして「moto g pro」が2020年に発売されているが、「プロ」という名前からペンが使えるスマートフォン、というイメージはわかなかった。
moto g stylus 5Gはその名も一目瞭然、ペンを使いたいユーザーにもリーチできるだろう。日本でもぜひ発売してほしいものだ。


ペンが使える5Gスマホ「moto g stylus 5G」


モトローラはこのように、
・ハイエンドの「edge」シリーズ
・幅広い製品を揃える「g」シリーズ
に加え、
・低価格の「e」シリーズ
なども展開している。

日本では久しくeシリーズの新製品は出てきていないが、これはシャオミなど中国メーカーの格安モデルが次々と出てきていることから、体力勝負の低価格品競争をさけているのだろう。

一方アメリカでは古くからモトローラの人気は高く、中南米では低価格モデルも次々と投入されている。ちなみに中南米でのモトローラのシェアは2位だ。
また北米ではLGが撤退した穴をモトローラのミドルレンジ機がカバーした。、新たに「One」シリーズも展開して鉄壁のラインナップを揃えたことで北米3位の座に上り詰めている。


中南米ではモトローラの人気は絶大


ところでモトローラの親会社のレノボは、海外で以前はスマートフォンを数多く展開していた。しかし現在はほぼ新製品は投入せず、一般的なスマートフォンはモトローラに集約している。
PC製品が強いレノボのブランドはスマートフォンではなく、タブレット製品に特化しており、Yogaシリーズなど多数のタブレットを世界各国で展開し、モトローラブランドと棲み分けをしている。

しかし、レノボブランドでも唯一力を入れているスマートフォン「Legion」シリーズがある。

LegionはレノボのゲーミングPCブランドで、Legionスマートフォンもゲームに特化した超ハイスペックなスマートフォンなのである。

最新モデル「Legion Y90」の本体は横向きで使うことを前提にした設計となっている。
側面にはゲーム用の仮想タッチボタンを搭載、背面には本体を冷やす回転式のファンが内蔵されている。ロゴはカラフルに点滅するなど、スマートフォンというよりも「モバイルできるゲーミング端末」という位置づけの製品だ。


レノボ「Legion Y90」はハイスペックなゲーミングスマホ


話しをモトローラに戻そう。
モトローラでは、折り畳みスマートフォン「razr」シリーズも展開しているが、最後の製品は2020年秋発表の「razr 5G」なので、そろそろ後継モデルが欲しいところ。折り畳みスマートフォンは2022年に各社から製品が登場し、徐々に普及が広がろうとしている。

このように現在のモトローラは、
・折りたたみ
・ハイエンド
・カメラフォン
・ペン対応
・エントリーモデル
とあらゆるレンジの製品を揃えている。そしてレノボブランドのゲーミングスマホも見逃せない存在だ。

中南米の巨人となったモトローラの日本での製品展開、製品の拡大にも期待したい。




執筆 山根康宏