中国では、ドイツに対して好印象を持っている人が多い。多くの中国人が「ドイツ人はまじめでルールをよく守る」、「科学技術が発達している」など、ドイツを高く評価している。しかし、ドイツ人の多くは中国人のことをあまり快く思っていないのだという。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国では、ドイツに対して好印象を持っている人が多い。多くの中国人が「ドイツ人はまじめでルールをよく守る」、「科学技術が発達している」など、ドイツを高く評価している。しかし、ドイツ人の多くは中国人のことをあまり快く思っていないのだという。

 中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、「なぜドイツ人は中国人のことをあまり好まないのか」と題する動画を配信した。配信者は、国連の平和維持活動(PKO)に参加している中国の軍人で、同じくPKOに参加していたドイツの軍人にその理由を聞いてみたという。

 配信者は、PKO活動をするなかでドイツ軍と一緒に行動していて、ドイツ人は中国人を快く思っていないようだと肌で感じたそうだ。そこで、親しくなったドイツの軍人にその理由を直接尋ねたという。するとこのドイツ人は「ドイツが苦労して作ったものを中国が安価で売るからだ」と答え、具体例を示したそうだ。

 この時配信者は、「何かパクリ製品のことを言われるのか」と思ったそうだが、話を聞いてみるとこのドイツ人の叔父は以前に石炭の採掘会社を経営しており、後に安い中国の石炭が入って来て商売が成り立たなくなったという経験があるためだと語ったという。また、これは石炭のみならず、製品の分野でも同じであり、安価な中国製品が市場を獲得し、淘汰されたドイツ製品も多いのだろう。

 しかし、配信者によるとドイツ政府は当時、エネルギー政策の転換期で国内での石炭生産を中止する時期だったと指摘した。それで中国の石炭が直接的な原因ではないはずだが、メディアの報道や個人の見聞により、中国のせいにされてしまい悪印象を与えたのだろうと分析している。それで配信者は、実際のところ中国が悪いわけではなく一方的に責任を負わされていると主張し、ドイツ人が中国人のことを好まないのは「偏見に過ぎない」との見方を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)