【前園真聖コラム】第338回「日本サッカーに対する苦言をしっかり受け止めよう」
ヴィッセル神戸の酒井高徳がインタビューで、日本のサッカーは世界のサッカーと「違う競技」と語ったり、内田篤人さんが引退会見で「日本と世界のサッカーの距離は遠ざかっているんじゃないか」と指摘したりしました。
この2人の発言は鋭いと思います。これは日本サッカーを批判した言葉ではありません。そもそも日本サッカーは海外のサッカーを取り巻く環境とはまるで違っています。日本に殺気のある戦いはありません。海外のサッカーで長くプレーし、プレッシャーを経験していると余計に「別物」と思えるのだと思います。
もちろん日本には日本の良さがありますし、ヨーロッパの真似をしてもうまくいかないこともあるでしょう。そのために「日本らしいサッカー」をやらなければいけないと思います。ですが、「日本らしいサッカー」が何なのか、結局はハッキリしていないように見えます。
海外サッカーがすぐ見られる今、日本と比較してみるとそのスピードの違いは明らかです。日本のポゼッションや組織ではたして対応できるかどうかも疑わしいくらいだと思います。何より、選手が海外移籍するとき、動機として「うまくなりたい、より高いレベルでプレーしたい」と言うのは、やはり日本のレベルを示しているということでしょう。
酒井や内田さんの意見に反発し「日本は日本だから」と言っていたら、進歩は望めません。海外で実績を残した人たちの苦言をしっかり受け止め、吸収していく心構えが必要だと思います。
そしてどうすれば日本サッカーを強く出来るか考えたとき、やはりベースは国内リーグのレベルを上げることです。目の前の勝利だけを追い求めるのではなく、しっかりと先を見据えたサッカーをすること。それこそ日本サッカーに求められることでしょう。
いよいよ今週、今年のJリーグが開幕します。そのレベルがどこまで上がるか楽しみですし、選手みんなにがんばってほしいと思います。
この2人の発言は鋭いと思います。これは日本サッカーを批判した言葉ではありません。そもそも日本サッカーは海外のサッカーを取り巻く環境とはまるで違っています。日本に殺気のある戦いはありません。海外のサッカーで長くプレーし、プレッシャーを経験していると余計に「別物」と思えるのだと思います。
海外サッカーがすぐ見られる今、日本と比較してみるとそのスピードの違いは明らかです。日本のポゼッションや組織ではたして対応できるかどうかも疑わしいくらいだと思います。何より、選手が海外移籍するとき、動機として「うまくなりたい、より高いレベルでプレーしたい」と言うのは、やはり日本のレベルを示しているということでしょう。
酒井や内田さんの意見に反発し「日本は日本だから」と言っていたら、進歩は望めません。海外で実績を残した人たちの苦言をしっかり受け止め、吸収していく心構えが必要だと思います。
そしてどうすれば日本サッカーを強く出来るか考えたとき、やはりベースは国内リーグのレベルを上げることです。目の前の勝利だけを追い求めるのではなく、しっかりと先を見据えたサッカーをすること。それこそ日本サッカーに求められることでしょう。
いよいよ今週、今年のJリーグが開幕します。そのレベルがどこまで上がるか楽しみですし、選手みんなにがんばってほしいと思います。
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1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。
