スプリングトレーニングで打撃練習を行ったエンゼルス・大谷翔平【写真:盆子原浩二】

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打撃コーチが明かす大谷翔平の今季の鍵は「健康的でいられる事」

 エンゼルス大谷翔平投手が15日(日本時間16日)、アリゾナ州テンピで行われているバッテリー組キャンプ4日目を終えた。フリー打撃、キャッチボール、そして2018年以来となるフィールディング練習を行った。練習後にジェレミー・リード打撃コーチは大谷について「パッと見た感じだと今まで以上にいい」と順調なキャンプの様子を明かした。

 今季から二刀流としての道を再び歩む大谷について「僕にとっても新しい経験だよ。見たことはあるけどね」と二刀流を指導することが自身も初の経験であるとしながらも「彼がサポートがいるときにはいつでもできるようにしている」と話した。

「投げるだけの日もあるし、選手にとってはケージを離れることも大切な期間もあるからね。考えすぎないようにね。去年は打者として集中していた。彼は両方をちょっとずつ考える方がいいと思う選手かもしれない。僕はとにかく彼の今までの成果には感動しているし、楽しみにしている。健康的でいられる事がキーになる」

 二刀流起用について、“大谷流”の調整方法への理解を示しバックアップすることを約束した。

 打撃について問われたリードコーチは「飛距離は問題ないと思うよ。彼は遠くに飛ばすのは得意だからね。彼の最高潮の時は本当に電撃みたいで見ているのが楽しいよ」と大谷が放つ本塁打の魅力について口にしている。

「僕は彼から学ぶ事がまだ多いし、彼だけでなく他の選手のためにもサポートしないといけない」

 リードコーチにとっても前例の無い二刀流選手への指導。どのように大谷の才能を開花させていくのか。その手腕に期待したい。(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)