寿命1時間、若返り&不老不死…“知られざるクラゲの世界”水族館飼育員が解説!
さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介するTOKYO FMの番組「ピートのふしぎなガレージ」。8月17日(土)放送のテーマは「クラゲ」。今回は、新江ノ島水族館の笠川宏子さんに「クラゲの生態」について教えていただきました。
(TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」2019年8月17日(土)放送より)

── お盆を過ぎるとクラゲが増えると言われますが
そのころに増えるのはアンドンクラゲです。俗に電気クラゲとも呼ばれ、刺されると電気が走ったような痛みがあり、ミミズ腫れになります。でもクラゲは人を刺そうと思って刺しているわけじゃありません。細く伸びた触手に毒のカプセルがいっぱい入っていて、何か刺激があると勝手に針が出てしまうんです。
クラゲは魚のように餌を追いかけて捕まえることができないので、網を張るように触手を伸ばし、そこに引っかかったものを毒針で弱らせて捕まえます。そして、とりあえず口に入れて食べられる物は食べますが、いらない物はペッと吐き出す。そうやってクラゲは生きているんです。
── クラゲに刺されたときにはどうしたら良いでしょう?
目に見えて触手が付いている場合は、擦って広がらないようそっと取ります。その後、海水で優しく流してください。そのときも擦らないことが肝心です。真水は刺激になる場合もあるので、できれば海水で。あまり酷いようだったら病院に行きましょう。
よくミズクラゲは「触っても平気」と言われますが、ちゃんと毒針を持っています。でも毒針が小さいので、人間の皮膚を貫通できないんです。それがアンドンクラゲだと針が大きいので、皮膚を貫通してミミズ腫れになる。肌の強さは人によって違いますし、刺された場所によっても違うので、どんな症状になるかは一概には言えません。
── クラゲの毒ってどれくらい痛いんですか?
クラゲの毒は慣れれば強くなるというものでもなく、1回目よりも2回目のほうが症状が酷くなる“アナフィラキシーショック”も起こります。ですから刺されたとき、なかなか痛みが治まらなかったら病院へ行って下さい。
ちなみに、刺胞動物のクラゲには必ず毒針がありますが、有櫛(ゆうしつ)動物のクラゲには毒がありません。俗にクシクラゲと呼ばれ、櫛板をピラピラと動かしながら泳いでいるクラゲで、櫛板に光に反射するとエレクトリカルパレードのように美しく光って見えます。
── クラゲはどんな生涯を送るのでしょう?
クラゲは、イソギンチャクのように岩にくっついている「ポリプ」と呼ばれる時期と、水中を浮遊している時期があります。実はポリプの状態だと、クラゲはクローンでどんどん増えていけるんです。しかし、それでは環境の変化に適応できず、何かあったときに全滅してしまう。それで他のクラゲと出会って生殖するために、クラゲとなって海のなかを漂います。
寿命はミズクラゲで1年から1年半くらい。冷たい海域のクラゲだともうちょっと長生きします。種類によっては数時間というクラゲもいますね。ハネウミヒドラというクラゲなんですが、海底の岩から離れて1〜2時間で寿命を迎えるので、本当に子孫を残すためだけにポリプからクラゲになるんです。
一方、「若返りクラゲ」「不老不死クラゲ」と呼ばれて話題になったのがベニクラゲ。別に死なないわけじゃないんですが、ベニクラゲはクラゲからポリプに戻ることができるんです。ポリプからクラゲになり、クラゲからポリプに戻る。それを繰り返して生きている不思議なクラゲです。
TOKYO FMの「ピートのふしぎなガレージ」は、《サーフィン》《俳句》《ラジコン》《釣り》《バーベキュー》などなど、さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介している番組。案内役は、街のはずれの洋館に住む宇宙人(!)の博士。彼のガレージをたまたま訪れた今どきの若者・シンイチと、その飼い猫のピートを時空を超える「便利カー」に乗せて、専門家による最新情報や、歴史に残るシーンを紹介します。
あなたの知的好奇心をくすぐる「ピートのふしぎなガレージ」。次回8月24日(土)放送のテーマは「電子決済」。お聴き逃しなく!
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【▷▷この記事の放送回をradikoタイムフリーで聴く◁◁】 http://www.tfm.co.jp/link.php?id=7122
聴取期限 2019年8月25日(日) AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ http://www.tfm.co.jp/timefree_pr/
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用頂けます。
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<番組概要>
番組名:ピートのふしぎなガレージ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国37局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週土曜17:00〜17:50(JFN各局の放送時間は番組Webサイトでご確認ください)
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/garage
(TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」2019年8月17日(土)放送より)

とても不思議なクラゲの生態
── お盆を過ぎるとクラゲが増えると言われますが
クラゲは魚のように餌を追いかけて捕まえることができないので、網を張るように触手を伸ばし、そこに引っかかったものを毒針で弱らせて捕まえます。そして、とりあえず口に入れて食べられる物は食べますが、いらない物はペッと吐き出す。そうやってクラゲは生きているんです。
── クラゲに刺されたときにはどうしたら良いでしょう?
目に見えて触手が付いている場合は、擦って広がらないようそっと取ります。その後、海水で優しく流してください。そのときも擦らないことが肝心です。真水は刺激になる場合もあるので、できれば海水で。あまり酷いようだったら病院に行きましょう。
よくミズクラゲは「触っても平気」と言われますが、ちゃんと毒針を持っています。でも毒針が小さいので、人間の皮膚を貫通できないんです。それがアンドンクラゲだと針が大きいので、皮膚を貫通してミミズ腫れになる。肌の強さは人によって違いますし、刺された場所によっても違うので、どんな症状になるかは一概には言えません。
── クラゲの毒ってどれくらい痛いんですか?
クラゲの毒は慣れれば強くなるというものでもなく、1回目よりも2回目のほうが症状が酷くなる“アナフィラキシーショック”も起こります。ですから刺されたとき、なかなか痛みが治まらなかったら病院へ行って下さい。
ちなみに、刺胞動物のクラゲには必ず毒針がありますが、有櫛(ゆうしつ)動物のクラゲには毒がありません。俗にクシクラゲと呼ばれ、櫛板をピラピラと動かしながら泳いでいるクラゲで、櫛板に光に反射するとエレクトリカルパレードのように美しく光って見えます。
── クラゲはどんな生涯を送るのでしょう?
クラゲは、イソギンチャクのように岩にくっついている「ポリプ」と呼ばれる時期と、水中を浮遊している時期があります。実はポリプの状態だと、クラゲはクローンでどんどん増えていけるんです。しかし、それでは環境の変化に適応できず、何かあったときに全滅してしまう。それで他のクラゲと出会って生殖するために、クラゲとなって海のなかを漂います。
寿命はミズクラゲで1年から1年半くらい。冷たい海域のクラゲだともうちょっと長生きします。種類によっては数時間というクラゲもいますね。ハネウミヒドラというクラゲなんですが、海底の岩から離れて1〜2時間で寿命を迎えるので、本当に子孫を残すためだけにポリプからクラゲになるんです。
一方、「若返りクラゲ」「不老不死クラゲ」と呼ばれて話題になったのがベニクラゲ。別に死なないわけじゃないんですが、ベニクラゲはクラゲからポリプに戻ることができるんです。ポリプからクラゲになり、クラゲからポリプに戻る。それを繰り返して生きている不思議なクラゲです。
TOKYO FMの「ピートのふしぎなガレージ」は、《サーフィン》《俳句》《ラジコン》《釣り》《バーベキュー》などなど、さまざまな趣味と娯楽の奥深い世界をご紹介している番組。案内役は、街のはずれの洋館に住む宇宙人(!)の博士。彼のガレージをたまたま訪れた今どきの若者・シンイチと、その飼い猫のピートを時空を超える「便利カー」に乗せて、専門家による最新情報や、歴史に残るシーンを紹介します。
あなたの知的好奇心をくすぐる「ピートのふしぎなガレージ」。次回8月24日(土)放送のテーマは「電子決済」。お聴き逃しなく!
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【▷▷この記事の放送回をradikoタイムフリーで聴く◁◁】 http://www.tfm.co.jp/link.php?id=7122
聴取期限 2019年8月25日(日) AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ http://www.tfm.co.jp/timefree_pr/
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用頂けます。
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<番組概要>
番組名:ピートのふしぎなガレージ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国37局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週土曜17:00〜17:50(JFN各局の放送時間は番組Webサイトでご確認ください)
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/garage
