業績下降の日産、発言力低下の恐れ
特に米市場をめぐって日産はインセンティブ(販売奨励金)やフリート(大口顧客)に依存した販売戦略をとった結果、ブランド力が毀損(きそん)し収益力が低下した。12日の会見で西川広人日産社長兼最高経営責任者(CEO)は「一貫性を持って販売の質改善を継続する。無理なストレッチはしない」と業績の下方修正の背景を説明。未計上だったゴーン氏の報酬については「実際に支払うとは思っていない」と話す。
14日には仏ルノーのジャンドミニク・スナール新会長が就任以来初めて訪日、日産の西川社長らと会談する予定。西川社長は「(スナール氏と)まずは信頼関係を醸成したい」と対話に意欲をみせる。
両社の前会長カルロス・ゴーン被告の不正問題を契機に三菱自動車を含む3社連合の信頼関係が揺らいでいる。西川社長は「連合の不活性化はあり得ず、その姿勢は(ルノー筆頭株主の)仏政府にも理解してもらっている」と指摘。その上で「持続性を持つために何をすべきかなどスナール氏と話していきたい」と語るが…。
