野村克也氏、金本知憲監督の辞任を受けて「阪神の監督は難しい」
2015年に就任した金本監督は、「超変革」をスローガンに掲げ、当時1軍経験がなかった若手たちに積極的にチャンスを与えた。若手登用の姿勢は3年間変わらず、支配下登録した96人のうち、86人を1軍で起用している。
だが、就任時に「勝ちながら再建できるように」と意気込んでいた金本監督は、結果を残すことができなかった。野村氏は「勝ちながら育てる、とんでもないよ。常勝・阪神でもないのに」と、厳しい言葉を突き付ける。
「経験を積ませて育てるというのが正解でしょ。すべて経験ですから。経験が一番の財産」と語る野村氏は、自身も阪神を率いた3年間すべてで最下位に終わる経験をしている。それゆえか、野村氏の口からは「難しい。阪神の監督は…」という言葉も飛び出した。
ただ、野村氏が退任した2年後、阪神はその時の選手たちが活躍して優勝を果たしている。
当時のメンバーの一人である解説者の関本賢太郎は、「成功例だけでなく、失敗も数多くしないと、一流選手になれない」「失敗する選手がたくさんいて当然」と話す。
今年は「思うように育成が進まず」、結果が出なかった。だが、関本は選手たちがこの経験を来年、再来年と生かすはずだとコメント。「生かしたときに、初めて金本監督に恩返しができる」と、“若虎”たちの今後に期待を寄せた。
