「GTO」の女子高生役でブレイク 俳優中村愛美の今
当時中学生だった中村愛美だ。相沢雅役といえば分かるだろうか。ドラマでは、自尊心が強く、高圧的、それでいて時折見せる自分の弱さを虚勢で隠す、極めて複雑な女子中学生を好演して、その才能を垣間(かいま)見せてくれた。一時は俳優業から遠ざかっていたが、22歳になった今年、映画・ドラマを中心に俳優として活躍し、今まさに本格派の仲間入りを果たそうとしている。そんな中村愛美にインタビューをした。彼女の考える俳優論とは…?
こういう仕事をしたかった訳でもなくて、中学生のころ、町でスカウトされた時「友達がやってみれば」って。それ以前にも、子供タレントを親にやらされてて、私はそれがすごい嫌だったんです。放課後、みんなでドッジボールとかできないし。
―― 中学になって、改めて事務所に所属した時もやはり嫌だった?
事務所では、レッスンがあって、ダンスのレッスンや歌のレッスンは楽しかったんです。ただ、人前で台本を読むということだけが、恥ずかしくて途中でやりたくないなって思ったことがありました。
―― 俳優として、その恥じらいを超えたと感じたのは?
『美少女H』(フジテレビ系)という深夜ドラマをやった時に、大勢の大人の人たちがこんな小娘のために、寒い中で一生懸命動いてくれてる。ちょっとでも私の顔に髪がかかったら、それだけで「もう一回(撮影を)やろう」って言ってくれるんですね。大人の人がたくさんいる中で、まだ仕事という意識はなかったけど、何かをするという意識はあったので、グラッときて心構えが変わってきました。
―― その変化が、俳優への道を切り開いた?
「どういう風にやったら、どういう風に見えるんだろう」って考えるようになって、ちゃんと自分で取り組むようになりました。GTOでは、テレビで見ていた反町さんとか松島さんとかがいて「ワーッ」となったりもしましたけど、自分なりに一生懸命やろうと。
―― GTOで演じた相沢雅というのは、難しい役ですよね?
監督が結構熱い方で「お前、それじゃあダメなんだよ!」って、よく言われたんです。それが、撮影の最後の方では「良くなったね」って言われたことが、私が今も俳優業を続けている原点ですね。
