パリ・ルーヴル美術館。ドラクロワの名画『民衆を導く自由の女神』の前は、世界各国からの観光客でごった返していた。そのなかに、黒いキャップを目深にかぶりマスク姿の、一人の日本人女性がいた。

 キャップの女性は美しい絵を、興味深げな目で見つめる。と、リュックをしょった長身のイケメン白人男性が近づいた。2人は並んで歩いていく。喧噪のルーヴル館内で、なにか楽しそうに話している。

 キャップの女性は、2017年4月に競技の第一線から身を引いた浅田真央(27)。男性は、元フィギュアスケート選手で、現在は日本でモデルとして活躍するロマ・トニオロ(27)。2015年に成田空港で『Youは何しに日本へ?』(テレビ東京系)にキャッチされ出演。日本のハンコに憧れる “ハンコ王子” としてブレイクした、異色のフランス人だ。

 ルーヴル美術館で次に真央ちゃんの目を引いたのは、天井にある見事な装飾。立ち止まってスマホをかざし夢中で撮影する真央ちゃんを、ロマは優しい目で見つめている。やがて撮り終わったのか、2人は並んで階段を降りる。と、彼女が階段で転んだら大変と、ロマは真央ちゃんの肩に、自然な様子でそっと手を回したのだ。

 これまで、真央ちゃんには浮いた噂ひとつなかった。27歳の初恋と思ったら、相手がフランス人だなんて!

 10月12日、真央ちゃんを直撃した。

ーーFLASHです。10月初めにルーヴル美術館に行かれてますよね?
「あー、はい」

ーーこの写真は、真央さんとロマさんですよね?
「これ私じゃないと思います(笑顔)」
 とぼけたが、この日の真央ちゃんのリュックも靴も、ルーヴルの日と同じもの。

ーールーヴルには行ったんですね?
「行きました!」

ーーロマさんと2人で?
「ハイ! お友達なので!」

 最後は認めて、笑顔でエレベーターに乗り込んだ。

 後日、あらためて事務所に確認すると、「オフのスケジュールは管理しておりませんが、常日ごろから国内外を旅行したり、文化芸術にふれることを勧めています。プライベートは本人にまかせていますが、(ロマさんとは)お友達と聞いています」との回答。

 悔しいけど、真央ちゃんもいつかお嫁入りする。“世界の真央” には、国際結婚が似合うかもしれない。
(週刊FLASH 2017年10月31日号)