思春期は難問多数「中学生の悩み事」ランキング10

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経営者・役員300人にアンケートをとり、小・中・高・大学生の悩みへの回答をいただいた。各年代の悩みベスト10とともにその良質な回答例を紹介する。

中学生の悩みベスト10

1位 いじめに遭った
2位 (部活の)人間関係がうまくいかない
3位 痩せたい・身長が低い
4位 勉強についていけない
5位 顔にコンプレックスがある
6位 なぜ人を殺してはいけないのか
7位 異性に告白できない
8位 お金より大事なものはあるのか
9位 何歳からセックスしてもいいのか
10位 性欲が抑えられない

■経営者・役員が悩みに回答

▼1位:いじめに遭った

思春期の悩みは、人間関係から勉強、容姿、恋愛と多種多様。異性を意識しはじめる年齢ゆえに、4位以下は小学生時代にはなかった性に関する悩みも登場する。親として避けたくなるような「難問」も多いが、良回答がその助けになる。

「いじめられているとき、それが地獄のように辛いのはよくわかる。でも、今あなたがいる場所が世界のすべてじゃない。世界はもっと広くて、あなたを必要とする場所も必ずあることを忘れないでほしい」(弁護士法人アーヴェル代表役員・小泉友氏)

「私も転校生だったので、仲間外れにあったことがある。いじめが長く続くようなら、その環境から離れるのもひとつの手だ。いじめられることも逃げることも恥ずかしいことではないのだから、一度親に相談してみよう」(アークフラワースタジオ代表取締役・足立和子氏)

「いじめられたとき、自分に原因があるのではないかと考えるのは間違いだ。いじめる側は、大した理由もなく苛立ちをぶつけているのだ。自分の中に原因を探すのはやめて、心を楽にしよう」(大手自動車メーカー)

▼2位:人間関係がうまくいかない

「中学生から急にはじまる『先輩・後輩関係』には理不尽なものも多く、特に運動部では苦労するものだ。私も訳のわからない先輩からの指示に苦労した覚えがある。暴力などの問題があればすぐに対処すべきだが、そうでないなら『大人になったらいい思い出になる』と思ってほしい」(カフェ経営)

「今思えば、思春期の人間関係は一番面倒だった。全員が子どもで、自意識過剰で、人間関係の構築にも慣れていないからだ。『うまくいかないことが多いものだ』と知れば、少し気が楽になるのでは?」(出版)

「本当に辛くて仕方がないのなら、部活をやめるという選択肢もアリだと思う。自分で選んではじめたことを途中でやめるのは、大人になってもよくあることだから、大袈裟にとらえすぎないこと。もしそこで頑張るつもりなら、コミュニケーションに関する本を読むことをおすすめする」(デンタルクリニック)

▼3位:痩せたい・身長が低い

「女性にとっては男性の外見よりも『優しさ』『頼りがい』『仕事ができるか』のほうが重要。努力してもあまり変わらないことよりも、努力次第で変えられることに目を向けよう」(蔵田経営会計事務所・蔵田陽一氏)

「自分も3カ月で10キロ痩せたことがある。無茶な痩せ方だったと思うのでおすすめはしないけど、自信はついた。本気で痩せたいならできる!」(番組制作会社)

「教室でみんなと同じ制服を着ていると、つい他人と自分を比べてしまう。でも、そのフィールドを出るともっと『自分らしさ』で勝負できるようになる。考えようによっては、容姿に対するコンプレックスは学生時代が一番辛く感じるのだ。自分が少しでもステキに見えるよう、今は小さな努力を積み重ねていこう」(エルフォース・鶴田佳惠氏)

「そのコンプレックスをバネにして何かに打ち込めば、必ず結果が出る」(飲食店経営)

(大高志帆=構成)