学生の窓口編集部

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21日、月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(フジテレビ系)が最終回を迎えた。このドラマは、東京を舞台に様々な悩みを抱えた青年たちのラブストーリー。過去の人気ドラマ「東京ラブストーリー」や「Mother」などで知られる坂元裕二のオリジナル脚本であり、有村架純と高良健吾をダブル主演に迎えたことから高視聴率が期待されていたようだが、特に最終回の視聴率は不発だったようだ。

ネットでは『有村架純の演技が子役以下』『有村ちゃん、可愛いのに演技がイマイチ』『セリフ棒読みすぎる』など辛口批評が目についたものの、一方で『視聴率がすべてじゃない』『不発感、全くゼロ。俳優も脚本も質が高いドラマ』『いつ恋、こんな名作ドラマをなぜ見ないのかな?』『泣けるドラマだった』など、味わい深くドラマを見ていたファンも多かったようだ。連ドラは特に録画して見ている人も多いことから、リアルライブで見るとは限らない現代。確かに視聴率とドラマの人気はイコールではないのかもしれない。

さて、いつの時代も話題にのぼる月9ドラマ。中でも印象的だった過去の月9ドラマから、一部紹介してみよう。

●「ロングバケーション」

1996年に木村拓哉主演で放送されたドラマ、通称「ロンバケ」。売れっ子脚本家の北川悦吏子が手掛けたこの作品、ヒロインを演じたのは女優・山口智子だった。2人はひょんなことから共同生活を送る羽目になり、いつの間にか大人の恋が芽生えていくというストーリーだが、サバサバした健康美人な山口と男前なキムタクが徐々に恋心を感じ始めていく様子がとても新鮮だったのを憶えている。木村が演じていたのはピアニストの役で、このドラマをきっかけにピアノを習い始める男性が増えるなど「ロンバケ現象」と言われるいくつかの社会現象が巻き起こるほどの人気ドラマとなった。また、可愛らしい女子大生役を演じた初々しい松たか子をはじめ、稲森いずみや竹野内豊、広末涼子など、今となっては主役級の俳優女優が見事に集った豪華なキャスティング。ちなみに最終回の視聴率は36%を超えたと発表されている。

●「やまとなでしこ」

貧乏で育ったことにトラウマを抱え、自身の美貌を活かしてスチュワーデスとなり玉の輿にのろうとする主人公・桜子を演じた松嶋菜々子。2000年に放送されたこのドラマでは、清潔感のあるボブヘアにクラシカルで上品な桜子のスタイルが世の女性の憧れとなり、当時、彼女を真似た白のスタンドカラーのコートや千鳥格子のデザインが流行っていたほど。玉の輿を狙おうとニッコリ笑顔を見せる桜子は、ある意味下心が見え見えな言動を見せるのだが、松嶋はそんな桜子を、どこか憎めない可愛らしい女性像として見事に表現していた。実際に、この頃の松嶋菜々子が1番好きだというファンの声が多いのも納得のドラマである。

●「HERO」

2001年、木村拓哉主演で放送された後もスペシャルや劇場版などシリーズ展開をした人気ドラマ。「あすなろ白書」「ロンバケ」「ラブジェネ」など、「月9といえば、やっぱりキムタクはすごい!」と、主演の木村に揺るぎない「視聴率王のイメージ」を印象づけたドラマといっても過言ではない。型破りで正義感の強い検察官を演じた木村に対し、その検察事務官を演じた松たか子。「好きだ嫌いだ」の恋愛モノとは違った深い繋がりを築いていく2人のやり取りは、時に頼もしく、元気がもらえるドラマとして幅広い年代に好まれていたように思われる。平均視聴率が30%を超えるという大ヒット作となった。

●「ガリレオ」

2007年、人気作家・東野圭吾の推理小説「ガリレオシリーズ」を原作としたこのドラマでは、主演の福山雅治が大学の物理学科准教授・湯川の役をクールに演じ、彼に振り回されつつも、結果、相棒的存在となっていく新人女性刑事のヒロイン役を柴崎コウが熱演した。1話ごとにゲストが登場し湯川が謎解きしていく流れは、なかなか巧妙なカラクリが盛り込まれ、東野の推理小説を上手に生かした面白く興味深いドラマだった。また、福山はドラマの主題歌も担当し、歌手としても活動している柴崎をプロデュースして「KOH⁺(コープラス)」としてユニットを結成。初回から高視聴率を記録している。ちなみに福山は今年4月からの月9ドラマ「ラヴソング」でも主演を演じることになっている。