【玉川大学 脳科学研究所】英国科学雑誌“Scientific Reports”に論文を発表
玉川大学脳科学研究所(東京都町田市玉川学園6-1-1 所長:木村實)の坂上雅道(さかがみまさみち)教授とAlan Fermin(アラン・ファーミン)研究員、山岸俊男特別研究員らは、利他的な人と合理的な人の意思決定メカニズムの違いを明らかにした。本研究成果は、英国の科学雑誌"Scientific Reports"(オンライン版)に2016年2月15日午前10時(英国標準時間)に掲載される。
【掲載論文名】
Representation of economic preferences in the structure and function of the amygdala and prefrontal cortex(扁桃体と前頭前野の構造と機能における経済的選好の表現)
<報道解禁日時>
2016年2月15日(月)午後7時(日本時間)
本研究では人間の脳のうち、意思決定と関係する扁桃体と背外側前頭前野という2つの部位に着目した。本研究では、異なるタイプの社会的価値志向性を持つ人の間に、これら2つの脳形態の違いや、他者と協力するかどうかを決める際の脳活動の違いを調べた。
【実験の成果】
この研究成果は、人々が持つ社会的価値の志向性の違いは脳の扁桃体と背外側前頭前野の大きさと活動の仕方に現れることを示した。同じような行動をとったとしても、自己利益を重視するかどうかによって、脳の中では違う意思決定のプロセスが働いていた。本研究の結果は人々の行動の理由を理解する時には、「どう行動したか」だけではなく、「どのような人がどう行動したか」も考えなくてはならないことを示した。
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玉川大学脳科学研究所
教授 坂上雅道(さかがみ まさみち)
