学生の窓口編集部

写真拡大

1月12日放送、「おはよう日本」(NHK)では、ヤフー検索で調べられる治験の情報。製薬会社が薬の製造・開発を行う際には、国の承認をえるために健康な人や患者の強力によって有効性や安全性を調べる臨床試験、いわゆる「治験」が行われる。

だが薬の種類の多様化にともなって多くの協力者が必要になってきている。このため、大手IT企業のヤフーでは、医療機関の企業と連携して、ヤフー上で治験協力者を募集する新たな試みを始めることとなった。具体的には病気や病院情報の検索サイトに協力者の募集情報を掲載し、希望すれば製薬会社が行う治験に参加する手続きを始めることが可能となる。医療情報に関する検索が1日に100万件以上にのぼるため、業者は「治験に関する情報を提供することで参加者を増やし、新薬の開発につなげたい」とした。

海外の治験は、たとえば健康な日本人男性と女性(一世、二世、三世)で、年齢は18歳から55歳まで、禁煙者、5回の経過観察のための来院が可能な方で謝礼は最大1,585米ドル、などの形で募集される。日本市場に出すためには、日本人限定で治験の対象になる。

例えば米国で研究開発された薬が日本の市場にでてくるまで、基礎研究、非臨床試験、臨床試験(治験)、国への承認、米国内での市販、日本市場向けの臨床試験(治験)、厚労省承認申請と審査、日本市場での市販、安全性の再確認といったステップが必要になる。臨床試験は3年〜7年ほどかかり、薬が市場にでるまでは9年〜17年ほどかかる。薬の候補も一つの薬が誕生するまでに、11,299個もの薬がテストされることもある。

治験の種類は3種類あり、一つ目は、開発段階にある薬のデータを取るためのもの、二つ目は欧米市場ですでに販売されている薬や健康な欧米人での研究の最終段階に進んだ化合物を日本市場に出すために日本人向けになされるためのもの、三つ目は市場に出た後で安全性の確認や改善を目的としたテストとして行われるもの。

謝礼をもらって数週間から数ヶ月、病院に通い詰めになるもしくは入院した状態でテストするケースが多く、謝礼は一般に高額になりがち。また、体調の変化をみるため入院中は何もせずベッドで寝ているだけのことも多く、その割に謝礼が高額なのでアルバイトとして人気。ちなみに、これまでは治験を探すポータルサイトのようなものが確立されていなかった。