CL準決勝で起きたボールボーイの妨害行為に批判が殺到

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現地13日のUEFAチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグ、レアル・マドリードユベントス戦は、1−1のドローとなったが、前回1stレグとの合計点で3−2としたユベントスが決勝進出を決めた。

レアルのホームということで、アウェイのユベントスにとっては厳しいものとなったこの試合、ボールボーイによるある妨害行為が物議をかもしている。

レアルが先制した前半、ユベントスのパトリス・エブラが得たスローインのボールを、ピッチ外に配置されたボールボーイが取り上げた。しかし彼はエブラに渡すことを拒否したうえ、軽い小競り合いの末にボールを遠くに放り投げてしまったのだ。

レアル優勢で進んでいたゲームを遅延させる目的とも取れるこの行為には、ネット上でも批判の声があがっている。多くの人がボールボーイの行為に怒り、「愚かなボールボーイだな」「余りにも失礼だよ」「クビの上に罰金だよ」などと書き込んでいる。中には「世界に嫌な奴だとアピールするには最高の方法だね」といった皮肉なコメントも並んでいる。

レアル側のサポーターも「彼の行動は間違っている」と非難しているが、結局このボールボーイの行為も虚しく、レアルはその後に同点に追いつかれて決勝進出を逃した。

ボールボーイの軽率な行動に対しては試合終了後も「これが因果応報だ」「(失点するまでの)15分は名声を楽しんだが、結局彼のお気に入りチームは無冠に終わりそうだね」などと批判が止むことはなかった。