長年、懸命に働き続けてきた就職氷河期世代が、老後を前に厳しい現実に直面しています。将来の生活を支えるはずの年金受給見込み額が、到底生活できない水準。ある男性のケースから、当時の労働環境と社会保険制度の問題をみていきます。真面目に働けば報われるという言葉を信じた、50代男性の現実東京都内の築40年を超える木造アパートに住む田中健一さん(50歳・仮名)は、自身の「ねんきん定期便」を机に広げ、記された数字を繰