今から15年前、日本航空(JAL)は倒産した。負債総額は事業会社として戦後最大の2兆3200億円。だが、わずか2年8ヶ月後には過去最速で再上場を果たす。「稲盛和夫という名経営者による奇跡」として語られるこの再生劇だが、その背後には、倒産・再建プロフェッショナルたちの壮絶な戦いがあった。その主役こそが日本を代表する倒産弁護士・瀬戸英雄である。大型企業破綻の修羅場を数多く指揮してきた瀬戸は、JALに「会社更生法」と