電気料金が継続的に値上がりしている。大手電力会社10社の2022年5月分の電気代は、過去5年間で最も高い水準になり、6月以降も上昇が続く見通しだ。家計にも事業にも大きく影響する電気代高騰の背景に加え、「燃料費調整制度」や「電力難民」についても解説する。■1年で約1,700円上昇NHKの報道によると、5月分の電気料金は大手10社すべてで値上がりした。使用量が平均的な家庭の1ヵ月分の電気料金と、4月分からの値上がり額は以下