東京物産展がミラノサローネに出展 世界へ提案する″現代的伝統文化″とは

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 「MADE IN TOKYO」をキーワードに東京の文化を編集・発信するプロジェクト「東京物産展」が、イタリア・ ミラノ市で開催された世界最大規模のデザインの祭典「ミラノサローネ」に出展した。「日本の嗜好品文化〜こだわり・職人・伝統と革新〜」をコンセプトに、空間を彩る展示什器にはスキーマ建築計画の長坂常氏がデザインした"屋台"を採用。現代のデザインと融合させた老舗のプロダクトなどを通じて、日本の伝統文化の新たな魅力を発信した。

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 今年のミラノサローネは4月8日〜13日の6日間に亘り開催され、「東京物産展」が出展した会場には延べ9万人が来場。「東京物産展」は前年に続き出展した。今年は展示什器に日本で古くから馴染みがある屋台を取り入れ、茶屋や箱庭など風情も楽しめる4台で「日本人が精神的に持っているおもてなしの心を表現した」という。各屋台では、寛永3年創業「甘養亭」の和菓子や日本茶鑑定士の山科康也氏が携わる福岡発「151E(いちごいちえ)」のお茶の提供をはじめ、歌舞伎隈取のワークショップを実施。"香りを愉しむ"という現代的解釈を加えて倉本仁氏がプロダクトデザインした「たばこ盆」や、キセルの持ち運びに使っていたケースと現代のファッションアクセサリーとしてのハットを組み合わせた「傾奇者ハット型キセルホルダー by ÉDIFICE in collaboration with MANIERA」、100年以上続く祇園ない藤の新しい取り組み「mana PROJECT」から誕生した草履「JOJO」も展示された。

 東京物産展の展示ブースは「日本人のコミュニケーション」をテーマにしており、それぞれのコンテンツで日本ならではのコミュニ ティづくりを表現。各国から集まったジャーナリストやバイヤー、出展するクリエイターなどがブースを訪れ、日本の意外な魅力や改めて知る日本の伝統文化に関心をもつ人で賑わい様々なコミュニケーションが生まれたという。

■東京物産展
 http://tokyobussanten.jp/topics/15/