【セルジオ越後コラム】大宮の躍進と柏の勝ち残りが意味するもの
世間はゴールデンウィーク。読者の皆さんはいかがお過ごしだろうか。Jリーグは恒例の連戦だ。祝日は観客動員の面から言ってもかき入れ時だね。その他のレジャーとお客さんを取り合うのだから、クラブ関係者の苦労も窺い知れる。
さて、この原稿を書いている5月2日現在、J1の首位には大宮が立っている。万年残留争いをしているイメージのある大宮の首位躍進は、大きなサプライズだ。首位効果で練習見学にも多くのファンが訪れているという。
躍進の要因は、非常によく統制された守備と、外国人選手の活躍だろう。ノヴァコヴィッチとズラタンの助っ人FW2人は大当たりだ。大宮は例年、いい外国人選手を獲得している。活躍しすぎてよそのクラブに取られてしまうのが悲しいが、もともと目利きはいいということだ。どこかで調子が落ちる時も来るかもしれないが、どこが優勝してもおかしくない団子リーグだから、このまま最後まで走って優勝できる可能性も大いにあると思うね。
ACLでは、柏だけがグループリーグを勝ち上がった。柏の戦いぶりを見ていると、本気でACLを狙いにいっている感が伝わってくる。その一方で、Jリーグでは振るわない。つまり、2チームをローテーションできるくらいの体力がないと、両立は難しいということだね。
広島も浦和も仙台もそう。優勝した昨季よりも戦力がダウンしてしまった広島は、アジアの舞台であえなく散ってしまった。常に2つ、3つの大会を戦っていく、という経験の少なさも大いにあるだろう。欧州もそうだと思うけど、どちらかに絞るか、圧倒的な資本を有して補強していくか、国外の大会を勝ち抜くにはそういうチームマネジメントレベルの判断が必要だ。
Jリーグの記念すべき20歳のシーズンは、大宮が首位を走り、ACLで体力の差を見せつけられた。大宮の躍進にケチをつける気はないが、残留争いの常連だったチームが固い守備をベースに勝ち点を重ねて上位に進出している様は、団子状態のJリーグを象徴するものだと思う。また、ACLでなかなか勝てない理由にクラブとしての体力が挙げられるのも、昨今の経済状態を象徴しているようでならない。手放しで嬉しい、楽しい成人式、というワケにはなかなかいかないね。
さて、この原稿を書いている5月2日現在、J1の首位には大宮が立っている。万年残留争いをしているイメージのある大宮の首位躍進は、大きなサプライズだ。首位効果で練習見学にも多くのファンが訪れているという。
躍進の要因は、非常によく統制された守備と、外国人選手の活躍だろう。ノヴァコヴィッチとズラタンの助っ人FW2人は大当たりだ。大宮は例年、いい外国人選手を獲得している。活躍しすぎてよそのクラブに取られてしまうのが悲しいが、もともと目利きはいいということだ。どこかで調子が落ちる時も来るかもしれないが、どこが優勝してもおかしくない団子リーグだから、このまま最後まで走って優勝できる可能性も大いにあると思うね。
広島も浦和も仙台もそう。優勝した昨季よりも戦力がダウンしてしまった広島は、アジアの舞台であえなく散ってしまった。常に2つ、3つの大会を戦っていく、という経験の少なさも大いにあるだろう。欧州もそうだと思うけど、どちらかに絞るか、圧倒的な資本を有して補強していくか、国外の大会を勝ち抜くにはそういうチームマネジメントレベルの判断が必要だ。
Jリーグの記念すべき20歳のシーズンは、大宮が首位を走り、ACLで体力の差を見せつけられた。大宮の躍進にケチをつける気はないが、残留争いの常連だったチームが固い守備をベースに勝ち点を重ねて上位に進出している様は、団子状態のJリーグを象徴するものだと思う。また、ACLでなかなか勝てない理由にクラブとしての体力が挙げられるのも、昨今の経済状態を象徴しているようでならない。手放しで嬉しい、楽しい成人式、というワケにはなかなかいかないね。

サッカー解説でお馴染みのセルジオ氏による辛口コラム。
