ランドローバー・ディスカバリー D350テンペスト(1) 最もラグジュアリーな新トップグレード マット塗装で差別化
過去最もラグジュアリーなトップグレード
7シーターの上級SUV、L462型の5代目ランドローバー・ディスカバリーは、2017年から販売されている。もうじき10周年を迎えることになるが、次世代の開発は進んでいないらしい。それでも、デザインやパワートレインの改良は着実に重ねられてきた。
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生産拠点も変更され、当初は英国のソリハル工場だったが、現在はスロバキアのニトラ工場で作られている。そんなディスカバリーへ、ランドローバーが「過去最もラグジュアリー」だと主張する新トップグレード、「テンペスト」が追加された。早速確かめてみよう。

ランドローバー・ディスカバリー D350テンペスト(英国仕様)
プラットフォームは、先代レンジローバーも採用するアルミ製モノコックで、D7uを名乗るもの。ラダーフレーム・シャシーから脱却したことは、登場時に大きな話題を呼んだ。ディフェンダーのD7xプラットフォームは、それをベースに開発されている。
モノコック化の狙いは、車重を軽減し燃費を改善すること。車重はカタログ値で2425kgだが、軽油を半分詰めた状態で試乗車を計測したところ、2610kgあった。オプション満載なことが主な増加理由と思われるが、かなりの重量なことは否定できない。
ツートーン・マット塗装で差別化
ディフェンダーの英国仕様に搭載されるエンジンは、2026年モデルでは直列6気筒マイルドハイブリッド・ツインターボディーゼルのみで、グレードはD350の一択。ガソリンユニットは選択肢から消え、プラグイン・ハイブリッドも用意されていない。
サスペンションは、前がダブルウィッシュボーンで後ろはマルチリンク。車高調整できるエアスプリングが組まれる。トルセン式センターデフ付きの四輪駆動で、アドバンスドオフロード仕様なら、アクティブロック・リアデフやローレンジギアが追加される。

ランドローバー・ディスカバリー D350テンペスト(英国仕様)
発売時からスタイリングに大きな変更はないが、テンペストは、ツートーンのマット塗装で差別化。サンルーフは2面載り、新デザインの22インチ・アルミホイールを履く。
スマートフォンで操作できる2、3列目のシート
車内空間は、先代から伸ばされたホイールベースが貢献し、大人7名が快適に座れる広さがある。スマートフォンのアプリで、2列目と3列目のシートを操作でき、乗降性も悪くない。タッチモニターを介して、そのヘッドレストを電動で折りたたむことも可能だ。
2列目は60:40の分割で倒せ、前後にスライドでき、高身長の人でもゆったりくつろげるはず。ボルボXC90より、高さ方向は30mm余裕がある。3列目はオプションだが、こちらも広々。チャイルドシート用の、ISOFIX金具も備わる。

ランドローバー・ディスカバリー D350テンペスト(英国仕様)
荷室容量は、3列目を起こした状態では258Lだが、折りたためば1137Lへ拡大する。XC90は1045Lだから、差は小さくない。左右非対称のテールゲートは、電動で開く。
運転姿勢は背筋を正したコマンドポジション
最前列にも広い空間が確保され、可倒式アームレスト付きのキャプテンシートは、肌触りの良い素材で座り心地抜群。ヒーターやクーラーの他、マッサージ機能も実装し、ヘッドレストも望み通りの位置へ調整できる。
運転姿勢はランドローバーらしく、背筋を正したコマンドポジション。比較的大きいステアリングホイールは、リムが太く操る心地良さがある。

ランドローバー・ディスカバリー D350テンペスト(英国仕様)
主要な操縦系のレイアウトは直感的で機能的だが、ダッシュボード上にある物理スイッチの数は限定的。ミニマリスティックなデザインは現代的ながら、エアコンもタッチモニターへ触れて操作する。それでも、大きなダイヤルが2つ残り操作性は悪くない。
センターコンソールには、スライド式カップホルダー。その下には大きな収納があり、アームレスト内には500mLのペットボトルが入る、クーラーボックスも。シフトセレクターの奥側にも、使える空間が用意されている。グローブボックスは2段で便利だ。
走りの印象とスペックは、ディスカバリー D350テンペスト(2)にて。
