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 ◇サッカーW杯壮行試合 日本1ー0アイスランド(2026年5月31日 MUFG国立)

 サッカーW杯開幕を目前に控えた日本代表は南野拓実三笘薫を欠いた左シャドーに誰を据えるかがポイントの一つ。31日のアイスランド戦では、この位置で初先発となる伊東純也を起用した。前半のみの出場となったが、左サイドでコンビを組んだ中村敬斗とのホットラインは本大会への確かな可能性を感じさせた。(記録課・海鋒 宏樹)

 アイスランドは5バックで守備を固めてきたため、日本は攻撃のスペースを見つけるのが簡単ではなかった。右サイドを主戦場とし、この試合で初めて左シャドーに入った伊東にとっても、苦しい時間帯が多かった印象だった。だが、昨季までフランス1部のSランスで同僚だった左ウイングバックの中村とは好連係があった。

 「データスタジアム」のスタッツで、前半のシュート、パス、ドリブルなどの攻撃プレー回数を見ると、左サイドの局面が際立った。伊東は前半37分に中村からスルーパスを受けると、ドリブルから逆サイドに展開し、中村のシュートにつなげた。前にスペースがある状況でボールを受ければ、一気に決定機をつくり出す圧倒的な個の力も改めて証明した。

 左サイドで先発したMF2人による前半のパス交換数を比較すると、3月のイングランド戦での三笘←→中村の計5本に対して、この試合では伊東→中村が5本、中村→伊東が9本の計14本と3倍近い数字を残した。アジア以外の国と対戦した昨秋以降最多で、相性の良さが数字となって表れた。

 伊東が退いた後半は、中村が左シャドーへとスライド。計73分のプレーで、シュート4本、相手陣内でのパス45本は全選手最多。故障者が相次ぎ不安要素だった左シャドー。2人の起用で一定のめどが立ったといえる。

 初戦のオランダ戦まで約2週間。残された課題の解消とさらなる熟成を図り、8年間の集大成へと挑む。