米、キューバのラウル・カストロ氏起訴 現時点で判明していること

(CNN)米政府は20日、キューバのラウル・カストロ元国家評議会議長を、米国人殺害の共謀、航空機の破壊、および殺人の罪で起訴した。
この起訴は、米人道支援団体「ブラザーズ・トゥー・ザ・レスキュー」が所有する民間機2機が1996年に撃墜された事件に端を発する。当時キューバの国防相だったカストロ氏は、この攻撃を命じたとされる。攻撃により、米国人3人と永住権保持者1人の男性4人が死亡した。
4月23日に最初に提出された起訴状には、撃墜の実行に関与したとされる空軍兵士ら、他の被告も含まれていた。ブランチ米司法長官代行は、キューバの独立記念日にあたる5月20日に起訴状が公開された理由についての言及を避けた。
今回の起訴は、ここ数週間で米国とキューバの間の緊張が高まる中で行われた。キューバ政府は国営テレビで読み上げられた声明で、カストロ氏に対する「卑劣な非難」に強く反発した。
これまでに判明している報道内容は以下の通り。
30年越しの進展:ブランチ氏は、カストロ氏に対する今回の動きは「見せかけの起訴」ではなく、30年に及ぶ捜査の結果だと述べた。マイアミの連邦検察当局は1990年代に初めて、カストロ氏に対する起訴状を作成していた。
終身刑の可能性:ムーディ上院議員(フロリダ州選出)は20日、94歳のカストロ氏が米国人殺害の共謀で有罪判決を受けた場合、最高で終身刑に処される可能性があると述べた。
スパイ網:裁判資料には、米軍施設に潜伏し、米軍の活動に関する情報を入手しようとしていたキューバのスパイ網について記されていた。その最終的な目的は、米国内のキューバ亡命者コミュニティーを威嚇して恐怖に陥れることだったという。
