Image: Sony Group

去る5月7日、ソニーが80回目の創業記念日を迎えました。それに合わせて、80年の歴史を振り返る記念サイト「80th Anniversary - Sony Group History」が公開されています。現在は会社を興したばかりの時代にフォーカスした第1章が公開されており、現在に至る壮大なヒストリーが徐々に掲載される模様です。

失敗も許容する企業風土

創業が80年前ということは1946年。つまり終戦直後の昭和21年5月ということになります。戦後の焼け跡で物資もままならない時代に、井深大氏と盛田昭夫氏がラジオの修理や開発を手がける「東京通信工業株式会社」を起業。社員はわずか20名余りで、その時期には電気炊飯器や電気ざぶとんなども作っていたというから、時代背景が偲ばれます。

1949年、品川御殿山の「山の上工場」
Image: Sony Group

その後のソニーは1955年にトランジスタラジオを世界的に大ヒットさせ、1968年にはカラーテレビ「トリニトロン」で映像技術をアピール。さらにベータマックス、ウォークマン、ハンディカム、PlayStation、AIBOなど、さまざまな製品を生み出してきました。米国のCBSとの合弁でCBSソニーを立ち上げたほか、フィリップスと共同でCDやプロ向けのデジタルオーディオフォーマットを作り、音楽ソフトの発展にも大きく貢献しました。

長い歴史の中では、戦略的にうまくいかなかった製品もありました。例えばビデオのフォーマット争いでは、ソニーのベータマックスはビクター陣営の「VHS」の後塵を拝したことで知られています。ただ、そうした失敗を許容する風土と挑戦心こそが、新たな技術を生み出すパワーとなってきたことも事実。だからこそ、わたしたちを常にワクワクさせてくれるプロダクトが生み出せたのだといえます。

1959年、盛田昭夫氏(38歳、写真左)と井深大氏(51歳、写真右)
Image: ソニー株式会社 広報note

今のソニーはエレクトロニクスだけでなく、エンターテインメントや金融まで手がける巨大企業ですが、ものづくりに対する強い信念はしっかりと継承されています。黎明期を支えた創業者、井深大氏と盛田昭夫氏の言葉をまとめたnoteも公開されていますので、合わせて読んでみてください。ソニーという会社の底知れぬパワーと魅力が感じられるはずです。

Source: Sony Group(1, 2), ソニー株式会社 広報note

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