安いエアコンが来春消える?買い替え依頼が3倍に急増 家計を直撃する「2027年問題」とは
安いエアコンが買えなくなる?来年4月に迫る、いわゆる「エアコン2027年問題」。手頃な価格のモデルが姿を消すとされるなか、駆け込み需要の動きが出始めています。
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2027年問題とは?店頭に並ぶ「星」の変化
国は、家庭のエネルギー消費量のおよそ3割を占めるエアコンの省エネ基準について、来年4月から強化します。2027年度の新基準に達していないモデルは、生産・販売ができなくなる見通しで、家電量販店でも注意を呼びかけています。
エディオン大分本店 岩本博志店長代理:
「エアコンには全て省エネ性能が表記されていて、100%の記載が新基準を達しているモデル。2つ星で86%の表記は基準に達していないモデルです。来年からこうした省エネ基準を達していないモデルの生産が徐々になくなっていきます」
エアコンには低価格帯の「スタンダートモデル」と、新基準を満たした「省エネモデル」があります。今後、市場の7割を占めるスタンダートモデルが販売されなくることで、価格の上昇が懸念されています。
「取り付け依頼」3倍に急増
こうした中、現場ではすでに大きな影響が出始めています。
大分市で生活支援サービスを行う「ベンリー大分東店」の担当者がこの日、15年使用した賃貸マンションのエアコン交換作業に追われていました。
店では4月に入り、取り付けの依頼が去年の3倍にまで急増しています。
ベンリー大分東店 深田和志店長:
「非常に忙しいですね。先週対応したお客さんに『安く仕入れられる今のうちに替えた方がいいですよ』と伝えると、すぐ依頼をしていただいた方もいます」
依頼したマンションオーナー:
「来年から今までの価格では手に入らなくなる可能性が高いという話を聞き、交換しました。別の部屋に古い機種があるので買い替えた方がいいか迷っています」
「本体価格」か「電気代」か、賢い選び方
一方、省エネ基準強化の最大のメリットは「電気代の節約」です。資源エネルギー庁によりますと、新基準のモデルは2010年基準と比べ、6畳用で年間2760円、14畳用で1万2600円安くなると試算されています。
一般的に10年から15年が寿命とされるエアコン。買い替えのポイントは?
エディオン大分本店 岩本博志店長代理:
「大きい部屋は使えば使うほど年間で電気代の差が出てきます。エアコンの持っている性能の違いを理解し、自身に適しているモデルを選ぶのがポイントです」
また、大分市は6月19日から省エネ基準を満たすエアコンの購入支援として最大3万円を補助する予定で、トータルのコストを見て検討するのが良さそうです。
